生命体エナジー浄化の会ブログ

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上級レベルのパーソナルトレーナーの到達点 その2 巨大なニーズに応えられる指導力 その1

≪上級レベルのパーソナルトレーナーの到達点その2≫
巨大なニーズに応えられる指導力 その1
 
 
前回 掲載したことを踏まえたうえで、一般人におけるフィッネスクラブなどの パーソナルトレーナーとしての指導能力に置き換えてみると―――
 
● 多くのクライアントをみている。
 
という評価でしか、一般的には判断基準がないかもしれません。
 
つまり、
  • 毎月の売り上げ本数(指導報酬)によって、「売れている(優れた)パーソナルトレーナー」と「売れない(優れていない)パーソナルトレーナー」として評価してしまう
    といった、傾向があるかもしれません。
     
    実際、私も
    「月100万円を達成できるパーソナルトレーナーを目指そう」
    と、講習会などでは具体的な数字を掲げたこともあります。
     
    だが、
    「結果(売り上げ)だけの評価」と、クライアントの「満足度」「必要度」とは、必ずしも一致しないと思われます。
     
     
    クライアントが「満足できるレベル」、あるいはクライアントにとって「そのパーソナルトレーナーが必要とされるレベル」のパーソナル指導を行えないのであれば、この業界で生き残っていくことは、実際に難しいかもしれません。
     
    世界全体の経済が悪化しており、米国基準であるグローバルな経済社会が崩壊に向かってひた走っている現在、フィットネス界・スポーツ界も、その余波で大きく揺らいでいくのは確かであろうと思われます。
     
    つまり―――
     
    ● 一般的なパーソナルトレーナーとしてのレベルでは、経済悪化に伴って、徐々に売り上げが落ちて低迷する可能性が高い。
     と、思われます。
     
    それに
  • 現在、毎年およそ1万人に達するほどの医療系の国家有資格者(鍼灸師や柔整師など)が排出されている。
  • その9割以上は、独立開業を目指しても、できない状況にある。また、独立開業できても、3年未満でその多くが撤退してしまう。
  • 彼らの多くが、就業口を求めて、フィットネス業界にも参入している。
  • それに加えて、様々な団体の資格保有者が、フィットネス業界にも入ってくる。
     
    つまり、
  • 経済悪化で、フィットネス産業全体の低迷が、パーソナル指導全体の低迷にもつながっている。
     
  • 就業口を求めて、国家有資格者など多くの人材が、さらにフィトネス業界に参入してくる。
     
    このことは、多くの方が深刻に受け止めているものと、思われます。
     
    しかし、
    ● パーソナルトレーナーとしての潜在的なニーズは、さらに一段と高まる。
     と、私は思っています。
     
    いや、
  • 運動指導におけるニーズが高まるのは、必然である。
     とさえ、思うのです。
     
  • あまりにもこの分野(パーソナル指導)が、未開拓なだけである。
    と、考えています。
     
    なぜ そのような指摘ができるのか?
     
    私が以前住んでした自由が丘の隣駅は、全車両がホームに止まりきれないほどの小さな駅でした。
     
    その駅は、わずか300Mほどの商店街があるだけの住宅街に在りました。この300Mほどの商店街には、実に7軒の治療院が存在したのです(近年、1軒は撤退しました)。
     
    その商店街には、「薬局」「クスリ屋」が6軒も在るのです。それに伴って、病院やクリニックも点在しています。
     
    このことは―――現在のクスリ漬け医療の実態を、如実に示している、と思われます。
     
    そして、まさしくこれこそが、上級レベルのパーソナルトレーナーが、膨大なニーズのある一段階上のレベルに関わっていく問題である、と思われるのです。
     
    そして―――これこそが、上級パーソナルトレーナーにとって、いまだ未開拓な巨大なニーズのある問題となります。
     
    これについて、具体的に述べていきます。
     
    一般成人の大多数は、毎年定期的に『健康診断』を受けています。そして、ある年齢に達すると、『人間ドッグ』でさらに精密な検査を受けます。
     
    生活習慣病やガンなどの早期発見に不可欠とされているからです。
     
    これは―――元々健康な人であっても受診するのですから、Aランクの「何ら異常なし」の判定を受ける人が大多数である、と思われがちです。
     
    だが実際には、「異常なし」は全体の12%程度に過ぎません。
    健康であると自信を持っている人を含めて、9人中8人までが『異常』と判定されるのです。
     
    つまり、多くの国民(成人)は
    ● 何らかの異常をもっている。
    ● 要精密検査/経過をみて再検査する。
     
    との、指摘を受けることになります。
     
    本コラムをお読みの ほとんどの方はご理解いただけると思いますが、検査結果は「数値基準」として示されます。
     
    この基準値から逸脱したものが異常と判定されることになります。
    だが、その検査項目の数値基準そのものが
     
    ● 十分な根拠に基づくものではない。
     
    という実態を知っておくべきと思われます。
     
    科学的に十分な根拠が認められるのは、『血圧測定』と『一部の問診(喫煙と飲酒について)』だけであり、高い費用を支払って受診するに値するものではない、ということが、医療機関によって指摘されているのです。
     
    逆に、あまり意味のない「異常な検査項目があるので、要再検査」という診断結果の提示は、
     
    ● 受診者を、不安にさせる。
     
    という、マイナス要因を生む結果となります。
     
    実際、
    ● 医師が告げる冷酷な「病気の宣告」ほど、精神的なストレスを与えるものはないのです。
     
    医師が口裏を合わせて「あなたは、ガンです!」と3人ほどの人が指摘するだけで、本当にガン細胞が発現するのが、人の身体なのです。
     
    一方で、
     
    現在の高齢化社会の中で多数を占める中高年者において、身体に何らかの異常が診られない人は、「ほとんどいない」というのが実態です。
     
    それが、わが国の国家予算に占める膨大な医療費問題の根本的な課題となっています。
     
    多くの病める人は、医療機関で「画像診断」などの検査を受けて、「クスリ」を処方されます。
     
    すべて医療保険の点数に換算されて『医療費』として請求されるシステムになっています。
     
  • 医者は、クスリを処方することが「仕事である」。
  • 仕事に忠実であるほど、儲かる仕組みであり、クスリの副作用を考慮して処方を控える医師では、医療施設の経営は成り立たないシステムとなっている。
     
  • 現在の多くの医師は、ひと昔前の医師と違い、聴診器ひとつで身体の状態を把握し、患者の顔色などを診て診断できる能力がない、ことが指摘されている。
  • このような医師は、「カゼの症状なのか、それ以外の症状なのか」すら判らず、すべて画像診断などに依存している。
     
    これでは、実際の『機能診断』が十分に行なえない。例えば、脊椎のフィクセーション(関節の固着)が 椎間板の問題を引き起こしていても、X線では解らない。
     
    ましてや、このような問題を、クスリで解決しようとしても無理である。現状のシステムでは対処できないという実態がある。
     
    つまり、このようなシステムがある限り、国民医療費の高騰は避けられないことになります。
     
    心ある医師が、クスリに依存しないで診療しようとすれば、病院経営は成り立たないシステムなのです。
     
    もっと患者の話を聞いてあげて、優しい言葉をかけて、懇切丁寧な医療をやろうとしても、営利優先になれば『5分間診療』とならざるを得ない実態があるのです。
     
    だから
    □ 自分の身体について、懇切丁寧に話を聴いてくれるパーソナル指導を求めるのは、必然なのです。
     
    □ X線で解らない脊椎のフィクセーションなどの構造的な問題は、運動指導と併用して解決することが、最適な方法となるのです。
     
    それゆえ―――パーソナル指導の必要性が高まるのもまた、必然なものとなるのです。
     
    □ クスリでは 脊椎間の「軟骨」や「膝関節の軟骨」などに効率的に栄養分を与えることはできません。
     
    これが出来るの「エクササイズ」を通して、身体に適切なストレスをかける以外―――つまり、運動指導を行う以外にはありません。
     
    世間一般には、膝の軟骨には「コンドロイチン」や「グルコサミン」などの成分がよいからと、そのような成分を含んだサプリメントを大量に販売しています。
     
    しかし―――
    このことは、身体に吸収されるには「分解」「再構成」される過程が必要で、同様な成分に再合成されるわけではありません。
     
    つまり―――どうような有効成分であっても、一度体内に吸収・分解されると、膝の軟骨に同様な成分となって再構築されることはないことになります。
     
    適切な「エクササイズ」を通して、身体が必要とされる成分に再構築されるのです。自分の意思で身体を動かすことが、どうしても必要となるのです。
     
    ですから、その適切な指導の行えるパーソナル指導者の存在は、必然となるのです。
     
    しかし一方で、
    ○ 医師に問題を指摘されて(嚇かされて)、クスリを服用することで安心感を得る。
     
    ということもまた、事実です。
     
                           つづく
                     2015年4月12日記