生命体エナジー浄化の会ブログ

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上級レベルのパーソナルトレーナーの到達点 その5

上級レベルのパーソナルトレーナーの到達点 その5
リハビリと顎関節機能障害に対処できうる人材
 
 前回までに、パーソナルトレーナーの業界は日進月歩して、優秀な人材が求められる時代になってきたことを述べてきました。
 
それは―――時代の必然である、ということも述べてきました。
 
フィットネス施設における草創期のパーソナルトレーナーは、
レーニングエリアを管理・監視する指導者が、「適宜要請に応じて運動器具の使用方法などを、個別に指導・アドバイスする」といったもので、
 
「有料で指導する」という発想は、ほとんどない時代に誕生しています。
 
30年以上も前になるだろうか、あるシンポジウムで
 
「日本は、米国を範とするフィットネスの潮流がある。その潮流のひとつに『個別指導』の有料化が、これからは一段と進んでいくと思われる。
そのため、パーソナル指導を職業とする分野は拡大していく・・・」
 
ということを、パネリストの一人として述べたことがあります。
 
その当時は、トレーニングエリアを管理するインストラクター/トレーナーが、指名を受けて有料で指導をするケースが、時々あった程度でした。
 
この場合、ある大手のフィットネスクラブでは

● 指導者本人へのバックマージンは、「1回につき500円」程度だったと思います。

当然 このパーソナル指導では職業として成り立ちませんが、それ以外では、ごく一部にパーソナル指導の専門家(プロ)が存在していました。

クライアントの自宅プールで、水泳を指導するプロもいたのです。
そして―――現在

プロフェッショナルのパーソナルトレーナーは、フィットネス施設繁栄の一翼を担うまでに成長しています。

優秀なパーソナルトレーナーが多く存在するほど、フィットネス施設におけるメンバーの定着率は高いものとなるからです。

昔から、集団指導(グループレッスン)の優秀な指導者を確保することが、フィットネス施設繁栄の鍵を握る要因の一つとなっていましたが、

今後は、優秀なパーソナル指導者が、病めるメンバーの健康保持に密接に関わるようになるだろうし、集客の中心的存在となるのは明らかです。

実際、そのような状況になりつつあるようです。

したがって、健康産業の中核を担う「人材の確保」が、今後の急務とも言うべき課題でもあるのです。

前回にも述べているように、「満足感を得る」だけの指導ではなく、パーソナル指導を受ける「必然性のある指導」のできる人材が、求められるのです。

だが―――

従前のスタイルで指導・アドバイスをするだけでは、この業界から淘汰されて消え去ってしまうことになります。

私が通うフィットネスクラブでも、当初から生き残っているプロは、数人です。次々と入れ替わっていきました。

また、(前回の繰り返しになりますが)

全世界的な不況は、わが国も例外ではありません。不況は―――医療系への参入者を増やすことになります。

現在、毎年1万人もの医療系の有資格者(柔道整復師鍼灸師など)が誕生しています。

そのうちの約1割が開業を目指しますが、その一方で、毎年廃業者が同数程度いるのが現状となっています。

2008年の朝日新聞に、柔道整復師の悪質な医療保険請求の告発記事が掲載されました。それによりますと、今後は、

● 医療保険の使えるアンマ、マッサージ式の経営は難しくなる。

ということです。

柔道整復師医療保険の総額は、毎年3000億円程度ですが、有資格者が増加しているにも関わらず、これは増えていないのです。

専門家による分析では、

● 保険請求は下がることあっても、上がることはありえない。

ということなのです。

下がり方が急でないので、麻痺しているのです。

保険請求と別に、自由診療(自費治療)を伸ばす以外に、このような打開策はないとの指摘があるのです。

米国におけるカイロプラクティック・ドクターの資格をとるには、6年間の専門大学での単位取得が必要ですが、

死に物狂いで勉強してドクターの資格を得ても、競争社会の米国では

● 5年後の廃業率は、50%に達する。
 という厳しい実情があります。

さて―――

開業しない・できない有資格者が約9割となりますが、その方々は行き場を求めてフィットネス業界に入ってきます。

だが、クライアントのニーズに応えられないパーソナル指導者は、次々と脱落していくのです。

消え去った多くの治療系の有資格者を知っていますが、フィットネス業界では、看板よりも実力が全てであり、

フィットネス施設内での『口コミ』に成否がかかるので、クライアントが満足できない指導・対処を続けていては、いずれ消え去っていきます。

そうならないために、我われのホリスティック・コンディショニング―――特にアドバンスコースは、そのようなニーズに対処するカリキュラムが組まれているので―――を習得して頂いて、

フィットネス施設における未開拓の『巨大なニーズ』に、応えてほしいと切望しています。

本シリーズの「到達点」は、実際にどこまで行き着くのか明確ではありません。

それは―――私を乗り越えて、その先を目指している若きパーソナルトレーナー達が少なくない現状から、最終的な到達点を示すことが難しいのですが、

現時点における上級レベルのパーソナルトレーナーの実像の一端を示しておきたいと思います。

歯に充填するアマルガム(水銀との合金)は、身体に悪影響を及ぼすことは判っています。

だが、いまだに保険治療の対象として、この素材は使われています。

理由は―――

● 米国において、アマルガムが身体の体調不良の原因となることは、(明白であるにも拘らず)頑として認めない。

からです。

訴訟大国である米国において、「アマルガムによって健康を害された」と認めてしまうと、天文学的な数の訴訟問題に発展する可能性があるからです。

米国に追随する我が国もまた、アマルガムの弊害が大きいことは承知の上で、歯科医は歯を削り取り、アマルガムを充填しているのです。

機能的な原因を追究していると、この『歯に起因する問題(アマルガムからインプラントまで)』は予想を超えて多いことに驚かされます。

金属などが身体に及ぼすストレスとなるのは、電磁気が発生するからです。

24時間四六時中起こり続けることになるので、この問題が体調不良の主因となる場合、防ぎようがないことになります。

だから、
● 身体にとってストレスとならない物質に代える。
ということを、薦めています。

しかしながら、

● 現時点において、歯の治療において完璧に身体にとって無害なものは、「存在しない」という実状があります。

では―――どうしたらよいのか。

肉体に埋め込む(充填する)異物を、

● 異物として脳に認識するのではなく、身体の(正常な)一部分

として、認識させてしまう必要があります。
つまり、

脳に対して、その金属(アマルガム)あるいはインプラントの波動を、

● 脳に正常な波動

として、認識させてしまうのです。

このことは、もちろん半永久的に有効なわけではありません。だが、私自身の経験で言えば、数ヶ月間は持続効力があるようです。

このように―――波動を身体に調和させる脳反射を引き起こせるのは、「上級レベルのパーソナルトレーナーである」といってよいと思われます。

さて―――今回の主題は、次の2点から考察したいと思います。

それは―――2006年に保険診療報酬の改定されたことについてです。

● 歯医者は、顎関節治療の「スプリント調整(咬合挙上副子の調整)」は、月に1回しか算定できなくなった。

● 整形外科のリハビリ料の設置基準が厳しくなり、小規模なリハビリ施設では、従来の保険請求ができなくなった。開業医は「鎮痛/消炎」などの処置のみしか算定できないことが多い。

● 莫大な、膨れ上がる医療費を抑制するための苦肉の策ですが、これは当然の帰結ともいえるかもしれません。

今までの、過度な医療費垂れ流しの実態が問題視されたからです。

今のままでは、3割自己負担である健康保険も立ち行かなくなって、5割負担に移行せざるを得ない、との指摘もあります。

このことは、上級レベルのパーソナルトレーナーにとっては、活動の範囲をさらに広げることでもあります。

保険診療が『安い』から、人々は医療機関や街の保険治療院に行くのであって、自己負担率が上がれば、「より有効な対処」を求めて人々はそちらに流れていきます。

パーソナル指導における『対処能力』『調整能力』が高ければ、いかなる不況がやってこようがビクともしないであろうと 思われます。

例えば、歯科医における『顎関節治療』に焦点を合わせると―――

● 口を大きく開けられない人や、歯を噛み締めると全身に抑制弱化反応を示す人は、かなり多いという実態があります。

下顎骨が側頭骨との関節(顎関節)に、正しく入っておらず変位しているからです。

顎関節症候群では、歯の噛み合わせ不良が起こり、全身に機能不全が生じて身体を歪める結果を導いてしまいます。

アスリートでは競技能力に直結する問題となります。

これを、歯の『スプリント調整(保険対象)』で行おうとする歯科治療そのものに疑問があるように思います。

顎関節機能障害がなぜ起きるのかが、明確になっていないと思われるからです。

● 顎関節は、左右それぞれが、腰椎4番と腰椎5番に対応している。

● 腰椎4番も5番も、『足関節』など様々な構造的に対応する部位がある。

● それらの部位が歪めば、下部腰椎が歪み、仙腸関節の変位として現れる。当然、対応する顎関節の機能障害を引き起こす。

● 顎関節症の大多数にC1-C2変位あり、この半数に、問診調査では自律神経失調症心身症/うつなどの傾向があると指摘されている(著者注:この大多数は、霊体(エネルギー体)に根本原因があると思われる)。

また、

● 顎関節の構造的な原因としては、それぞれの関節機能障害から誘発されるだけではなく、

● 下顎骨をしっかりと側頭骨に安定させるためには、『全ての頭蓋骨』が正常でなくてはならず、

側頭筋や内外翼突筋、咬筋の左右バランスが正常でなくてはならない。

● これらの筋バランスを正常化するには、頭蓋骨の微妙なクラニアル・ウエーブ(頭蓋骨からの、脳脊髄腋循環における全身に行き渡る波動)が、正常に機能していなくてはならない。

―――といったことが求められるのです。

このことから、顎関節を正常にするアプローチは、歯科医が行う範疇を逸脱しているかもしれません。

顎関節だけを修正しても、解決に至らないケースが多いのは、単なる歯の問題ではなく、身体全体に関わる問題であるからです。

といっても―――顎関節機能障害は多く人が内包している問題です。

この問題が、様々な症状を誘発している可能性がある限り、しっかりと下顎骨を関節窩に安定させることは、フィットネス現場でのエクササイズや、スポーツパフォーマンスで最上の結果を求めるためにも、必須のこととなります。

つまり―――

スポーツ・運動・エクササイズに関する限り、正常な顎関節に対処するのは、通常の歯科医でも外科医でもない。保険診療に関わる治療院でもない。これは―――運動指導の現場では、運動指導者・トレーナーが対処すべき問題なのです。

特に、パーソナル指導に携わる方が、この問題に対処する能力が要求されているのです。

頭蓋骨修正のアプローチが求められるので、ホリスティック・コンディショニングではアドバンス・レベルでのプログラムとなっていますが、

主要な関節や筋機能を正常化して、全身のバランスを回復できる能力―――上級レベルのパーソナル指導者が、多くの方に必要とされる理由が、ここにあります。

これは、ほんの一例ですが、パーソナル指導に関われば関わるほど、運動エクササイズと緩和系プログラムを組み込んだだけのアプローチでは、実際にはクライアントのニーズに十分に応えられないのです。

上級へのステップアップが要求されるし、それに対処していかないと、時代の波に取り残されて―――いずれ淘汰されていってしまう、と思われます。

私がメンバーとなっているフィットネスクラブでも、単一なプログラムに終始しているパーソナルトレーナーは、次々と消え去ってきました。

クライアントの抱える潜在的なニーズに応えきれなかった結果であろう、と推察しています。

                                  つづく
                               2015年5月13日記