《 三徳山から出雲大社を行く 7 》
鰐淵寺(がくえんじ)
出雲大社を後にして、鰐淵寺(がくえんじ)に向かいました。
鰐淵寺は、本来は修験道の地として、平安時代の末期の頃から発展したもので、出雲市に在ります。
伝承では、智春上人が浮浪の滝に祈って、推古天皇の眼病が平癒したことから建立されたといわれています(594年)。
平安時代以降は、鰐淵寺(がくえんじ)は 天台宗の円仁(慈覚大師)が出雲地方を訪れた際に、天台宗に転じたといいます。
鰐淵寺は、山をへだてて南西側に位置する出雲大社との関係も深まりました。
「稲佐の浜」を極楽浄土の入り口とみなす信仰が発生し、これが出雲大社の発展と重なり、神仏習合の形を取った両者の密接な関係が発展し、後に出雲大社の別当寺を務めるまでに その関係は深まったといいます。
16世紀後半から17世紀初頭に掛けて、出雲大社では 祭神が須佐之男命から大国主神に変更されたことから、神仏習合を通じて深い関係を持つ鰐淵寺は、出雲大社との関係を見直すこととなり、その勢力は衰えを見せたといいます。
鰐淵寺の勢力は戦国期以降退潮となり、現在では、根本堂、蔵王堂が往時の賑わいを偲ばせるのみとなっています。
実際に、我々以外には 参詣客は少なく、静謐な環境でひっそりとしていました。
武蔵坊弁慶修行の地
弁慶は、18歳から3年間、鰐淵寺で修行したとされています。
その後、姫路から、比叡山へと移り、更に源義経の家来となり、義経に従い国内を転戦しましたが、壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼした後、再び鰐淵寺に身を寄せ、この際多くの伝説・遺品を残したといいます。
特に、弁慶が大山寺から一夜で釣鐘を運んだとの伝説は広く世に知られ、その際に持ち帰ったとされる銅鐘は、国の重要文化財に指定されています。
鰐淵寺を目指して進みます。
途中にある石像群
さらにーーー
橋を渡り・・・・
途中にある山門を通過します。
そして、入山料500円を支払って、中に入りました。
まず、長い階段が続きます。
なかなか良好な波動に包まれています。
さらに上に登ると、またさらに・・・・
階段が続きます。
ここも良好な波動です。
「名刹」といわれるだけのことはあります。
この先に、まだ階段が続きます。
人が多くは来ないような階段です。
この辺りには、一種異様な波動が現れました。
「天狗界」系の波動のようです。
「天狗界」には、本質は人間界の僧が変化したものや、トンビ、鷹、きつね、猿などが変化したものなど、様々な種があると云われます。
この地が、修験道の古刹であったことを考えると、その種のものがいても不思議でもありません。
「開山廟」とあります。
智春上人の廟があったものなのか、よく解りません。
「修験道」系、「天狗界」系の波動を感知しました。
開山堂です。
波動は高いものではありません。
一般の方が入り込みますと、体軸がブレます。身体が歪みます。
この先にある「根本堂」を目指します。
鰐淵寺は、紅葉のシーズンに行きますと、全山が 紅葉の赤色に染まる美しいエリアに変わるようです。
「根本堂」です。
さすがに、ここは良好な波動です。
中国観音霊場第25番札所、出雲観音霊場第3番札所、出雲國神仏霊場第2番札所となっています。
天台系の密教寺院ですが、「神仏霊場」という「神:神社」と「仏:お寺」という神仏習合の名残があるようです。
中を覗くと・・・・本尊である1体の像と、丸い鏡のようなものが見えます。
ここの本尊は、「千手観音菩薩」(左側)と「薬師如来」(右側)です。
「生きています」本尊として反応しています。
我々は、真摯な心もちで、「今日ここに来られたことに感謝して、これからも末永く加護して頂ける」ようにお願い申し上げました。
「根本堂」の隣に、「摩陀羅神社」があります。
「摩陀羅神」を祀っているようです。
ここはかなりの高波動です。
強いオーブが浮き上がっています。
しかし、「摩陀羅神」では、反応しません。
「摩陀羅神」は、天台密教系の本尊の一つで、阿弥陀経の念仏の守護神とされています。
この神社の隣に、鳥居があって、神社があります。
「稲荷社(稲荷神社)」です。
なぜか、アジャヤリンコの過去生と関係があるようで、彼と ここの「霊線」が繋がりました。
そのために、彼は丁寧に清掃をしています。
この前段の中心にあるキツネ像と、アジャリンコの霊線が繋がったのです。
さらに探索を続けます。
さらに斜面を移動しますと・・・
このような建物がありました。
中も特に波動は良好ではありません。
一度 門外に出て、さらに上流へ向かいました。
さらに奥に進むと「浮浪の滝」があります。
落差18Mです。
武蔵坊弁慶が、滝行をしたところです。
滝の水量はほとんどありませんが、ここに「不動堂」があり、かなりの高波動です.
そのためなのか、「女人結界」が敷かれていて、女性が立ち入ると身体が歪みます。
帰りに、「粘菌」を見つけました。
10年ほど前に行った比叡山で見つけた「粘菌」と同種です。
「粘菌」は不思議な生き物で、地球の生物ではないのではないか、とさえ云われています。
この粘菌の住める環境が破壊されると、その国は立ちいかなくなるかもしれません。 それほど重要な生物であるーーーとされています。
もしも身体が不調な方や、重度な障害のある方でも、この「粘菌」と同調できると、身体は正常化するーーーと、思われます。
「若返り神気」などにも「粘菌」のエナジーが封印されています。
了
2019年9月21日記