《 田谷の洞窟 》
なぜ「田谷の洞窟」なのか。
それは―――私の治療ルームにいらした、超敏感な方が、「田谷の洞窟って、知ってますか?」と、言われたことに始まりました。
その方は、「洞窟のある場所で、光り輝く何かを見たのです」と言っていました。
その方の撮った画像を観ると、確かに良好な波動を示します。
「行った方がよい!」との反応があったので、いつものパワースポット探索の会のメンバーに、「行こう!」と告げたのです。
パワースポット探索の会のメンバーのほとんどが、私の講座に参加しています。
気心の知れたいつものメンバーと共に、私の講座を終えて、参加者と共に 大船駅からバスで、「田谷の洞窟」を目指しました。
2019年7月19日のことです。
夏の暑さで、バスを待つときも、汗がひたたり落ちてきました。
「田谷の洞窟」の正式名称は、「瑜伽洞(ゆがどう)」です。
密教の名称です。
バス停を降りて、すぐ傍に定泉寺があります。
目指す「田谷の洞窟」(瑜伽洞:ゆがどう)は、定泉寺にあります。
定泉寺は天文元年(1532年)に建立されていますが、「田谷の洞窟」はそれ以前から存在していたようです。
その歴史は古く、古墳時代の「横穴墓」もしくは「横穴式住居」の跡であるとも云われています。
鎌倉時代に、真言密教の修行場として開かれたのが、起源とされています。
その後、江戸時代には洞門が閉ざされますが、天保年間になって、洞内を流れる音無川の水を、灌漑に生かすことになり、洞窟は再び開かれました。
それと同時に、修行の場として再開されますが、明治初期の「廃仏毀釈」運動で、再び洞門は閉じられました。
関東大震災で、この洞窟に関する資料が散逸する被害を受けますが、昭和2年(1927年)から一般に公開されるようになって、現在に至ります。
「田谷の洞窟」(瑜伽洞:ゆがどう)のある定泉寺です。
定泉寺は、鶴岡二十五坊の道場でした。
元は高野山真言宗に属していましたが、大戦後は真言宗大覚寺派に転じています。
本堂には、オーブが見られましたので、波動は良好です。
本堂内は、撮影禁止です。
洞窟内も撮影禁止ですが、ブログのために、その禁を犯しました。
申し訳ありません。
洞内の参詣料金は、400円です。
ここが「田谷の洞窟」(瑜伽洞:ゆがどう)の入り口です。
「田谷山 瑜伽洞:ゆがどう」とあります。
洞窟は、元々あった洞窟(古墳跡地)から、何代にも渡って密教の修行者が、掘り進めて行ったもので、全長は1キロと云われていますが、測定可能なものは、全長540Mです。
一般に公開されているものは、250Mです。
洞内には、電気が灯されていますが、ローソクを持って中に入るようになっています。
「行者道」として、順路が決められていますので、迷うことはありません。
洞内は、10か所の広い空間を通路が結ぶ構造になっています。
上中下の三段構造になっていて、いくつも枝分かれしています。
通路の「壁面」や「天井」には、このような彫り物があります。
西国三十三箇所、坂東三十三箇所、秩父三十四箇所、四国八十八箇所が、「壁面」に描かれていますので、その全てを回ると「巡礼」したことになります。
つまり、この洞窟を回るだけで、聖地巡礼したことになるのです。
まあ、よく見られるものです。
洞内は、密教修行者の道場ですので、このような祭壇が各所にあります。
特に波動が良好なものではありません。
このように立ち入り禁止となっているところが、随所にあります。
その昔、修行者がローソクの明かりを灯しながら、掘り進めていたのであろうことを想像しながら、進みます。
この先の空間は、かなり「やばそう」です。
人が踏み込みますと、全身が歪みます。
洞内で亡くなった修行者の「霊」が、この先に棲み付いているようにも思われる空間です。
この空間にいると、確かに「観音菩薩」様のエナジーに包まれます。
良好な波動です。
「金剛界曼荼羅」です。
密教では、「大日如来」をその中心に据えていて、その大日如来の説く心理や悟りの境地を、表現したのが「曼荼羅」です。
この世は、「金剛界曼荼羅」と「胎蔵界曼荼羅」の世界から成り立っていると説明しています。
日本の密教の教えの中心となる「大日如来」を中央にして、数々の「仏」をその周囲に配したものが「曼荼羅」です。
図は「金剛界曼荼羅」です。
これは「右脳」に反応します。
右脳とは―――
直感的に判断する能力で、左脳が言葉や現実的な論理性に反応するのに対して、右脳は空間認知能力が高いとされています。
脳の構造的な相違の研究から、海馬の構造にも違いがあることが解ってきました。
左右非対称なのです。
また、右脳は「裏宇宙」にも通じるとされています。
「裏宇宙」というと、ピンときませんが、現在の3次元の「現界」には、その背後に目では認識できない「裏世界」があるとされます。
通常、それは「5次元」とも表現する場合があります。
まず、3次元で起きる事象は、その前に5次元世界で事象が起きて、それが時間をおいて、3次元の「現界」に示される―――との見解があります。
だから、異次元(5次元)を垣間見れる能力がある人は、事前に次に起きる「事象」をキャッチして、「予言」「予測」をして、言い当てることができる、と云われています。
ただ、今の時代は、以前のように的中しない波動に支配されているとの指摘もあります。
それ故、「占い」や「予言」のほとんどは、的中しなくなっています。
高度にセンサーが発達した方は、「以前のように、未来に進むべき方向が見えていましたが、現在は、多くの方向が示されてきて、見極めるのが難しくなっている」といいます。
船井総研の故船井幸雄氏は,自身の著書で未来予測、予知に関して、死に物狂いで研究してきた結果、
「その80%程度は、あらかじめ方向が決まっている。ただ、どうしても残り20%は不確かなものとなる」
と、予言、予知の多くが外れる理由について、持論を展開していました。
誰でも、「予知能力」は備わっています。
例えば、二人の人物が、互いに向かい合って進んでくるとき、「このまま行くと、ぶつかってしまう」というときには、事前にそれを判断して、その前に自然と避けています。
このように、事象の直前になると、多くの方は「予測・予知」の能力が高まります。
これは、誰にでもある能力です。
「予言、」「予知」も基本的には、これと同じです。
事前予知として、誰でもある能力の「三脈」(さんみゃく)も同じです。
私もよく使います。
その例として、江戸時代の参勤交代のときに、ある大名行列で、配下の面々の「三脈」が乱れたので、おかしいと思い、
「その日に泊まる予定の宿を泊まらずに、ひとつ前の宿場まで引き下がりました。
しかし―――
それでも「三脈」が乱れたので、さらに危険であると察知して、行列をもうひとつ前の宿場まで、引き下げました」
すると―――
その翌日に、「安政の大地震」に襲われた、というのです。
もし予定通りに最初の宿をとっていたら、大惨事を被っていました。
多くの人々の「三脈」が乱れたのは、それを事前に察知していたのです。
予知する能力が、人に備えわっていることを示しています。
「三脈」が乱れるのは、事前に察知すると、大難が中難に、中難は小難に、小難は、無事にやり過ごすことができるといいます。
この能力を高めるには、右脳の働きを鋭敏にする必要がありそうです。
そのためには、どうしたらよいのか?
「脳幹」(延髄、橋、中脳)及び「間脳」(視床、視床下部)には、ストレス物質を蓄積しないことが、どうしても必要となります。
また同時に、大脳基底核(黒質、尾状核など)にも、有害金属などのストレス物質を溜め込まないことです。
「認知症」や「アルツハイマー」などの原因として、必ず「水銀」などの有害金属が蓄積しています。
これを消去できない限り、問題は悪化します。
クスリなどでは解決できません。
クスリのほとんどは、「水銀」などの有害金属を含んでいるからです。
つまり、常時クスリを服用している方や、有害物質を身体に取り込んでいる方は、正確に「三脈」を測れないかもしれません。
さて―――「三脈」について、もう少し説明します。
「三脈」については、誰にでも備わっている予知能力です。
そのため、旅行などに行くときには、事前に私は「三脈」を取ります。
だが、測定することを忘れることも多くあります。
少し「まずい!」と察知すると、どう「まずい!」のかをチェックすることになります。
かなり以前、九州に来てレンタカーでパワースポットを回っていました。
弊立神社から高千穂を巡り、「天岩戸神社」と回るときに、宮崎空港で乗る飛行機の時間が気になりました。
空港到着時刻にセットすると、明らかに「三脈」が乱れます。
「これはまずい!」と察知して、大急ぎで空港に向かいましたが、渋滞がつづき、予定の飛行機に乗り遅れてしまったことがありました。
「三脈」で測るのは、左右の頸動脈と手首の橈骨動脈です。
まず、「左の頸動脈」ですが、
これだけが異常な時は、「盗難」や「詐欺」に関わることが多くあります。
あやしげな行動を起こそうとする人物の背後の「悪霊」が、当事者を事前に観察します。
それを察知して、自律神経が乱れるのです。
「右の頸動脈」ですが、
肉体的な体調の乱れを察知します。
持病や慢性病があると、他の脈が正常でも、この脈が乱れます。
もう一つの「橈骨動脈」は、
「人間関係」「対人関係」などの乱れを示します。
他の二つの頸動脈が正常で、「橈骨動脈」が乱れた場合は、周囲の人物の動向に注意する必要があるかもしれません。
問題は、この3つの全ての「脈」が乱れているときで、これを「死脈」と言います。
24時間以内に何か重大な災難が起こるとされています。
こんな事例を体験しています。
人と共にレンタカーに乗るときに、一人の同乗者が「運転する!」といいました。
念のために「三脈」をチェックすると、乱れます。
「運転しない」とセットすると、「三脈」の乱れは消失しました。
明らかに、何か事故を起こす可能性が見出されましたので、私が運転して問題は回避しました。
通常、「三脈」は、24時間以内に起こることを予知します。
だが、正確に未来をセットすると、1か月程度までなら、ある程度の予測は可能となるようです(さらに、長期の予測も可能なようです)。
私の見解ですが、「右脳」は自律神経に反応します。
左脳は、「交感神経」「副交感神経」に反応すると思います。
「右脳」は空間認知に強く働くと云われますが、この空間認知力は、「霊体」にも関わると思われます。
「霊体」の乱れは、「自律神経の乱れ」にも通じて来るからです。
「三脈」の乱れは、自律神経の乱れになりますので、「右脳」に反応すると思われるのです。
常に自分自身を研ぎ澄まして、「右脳」が活性化しているようであれば、予知が可能なように思われます。
つづく
2019年12月21日記