《 両子寺(ふたこじ)から宇佐神宮へ 》
両子寺 宇佐神宮
2019年12月の初旬に、大分旅行に行きました。
そのときに両子寺(ふたこじ)を巡り、翌日に久しぶりに宇佐神宮にも行きました。
国東半島の両子山(721m)から、放射状に谷々は海岸へと広がり、約28谷を六つの里に分け、「六郷」と称しました。
この地に開かれた天台宗寺院全体を総称して、「六郷満山」と呼び、奈良、平安・鎌倉の昔より、宇佐八幡〈全国八幡の総本社〉の庇護と影響の下に、神仏習合の独特の寺院集団と信仰が形成されました。
往時には半島一帯に185の寺院、洞窟、僧坊を含めて、約八百の大小の堂、また、石仏・石塔が、点在し、「ほとけの里」といわれる六郷満山仏教文化圏が開かれてきました。山岳仏教でもあります。
養老2年(718年)に開基されて以来、約1300年間の伝統が護られてきました。
その中心となるのが、「両子寺(ふたこじ)」です。
その森林は、全国にある「森林浴の森100選」の一つであり、紅葉の名所、子授けの寺としても有名です。
山門に続く石段の両脇には、江戸時代後期の石造りの仁王像があります(画像は背面です)。
山門に続く石段
なかなか良好な波動です。
駐車所は広いです。
「護摩堂」
毎月28日に、厄除けの「護摩焚き」が行なわれます。
「護摩堂」の中に入ります。
本尊は「不動明王」です。
鎌倉時代の作とされています。
良好な波動ですので、ここでの「護摩焚き」は、かなりの効験がありそうです。
外に、このような石仏がありました。
良好な波動ですので、カメラに収めました。
「三面出世大黒天」
この大黒天は、「生きています」
大黒天は、七福神として「五穀豊穣」に効験がありますが、本来は「戦闘神」「破壊神」です。
「三面大黒天」とは、正面向かって左に「毘沙門天」、右に「弁才天」です。
ともに財運の神々です。
ここでは、「三面出世大黒天」とありますので、出世なので、豊臣秀吉にあやかっているのかもしれません。
百姓の子から天下統一を成し遂げた戦国武将豊臣秀吉は、三面大黒天を「年持仏」として信仰したことで知られています。
「念持仏」とは自分専用の仏像であり、常に礼拝できるように持ち運び可能な小さな仏像のことです。
秀吉は三面大黒天を手に持ち、「立身出世できるなら粉々に砕けてしまえ」と願をかけて、大黒天を地面に投げると見事に砕けました。
秀吉は喜んで同じものを作り直し、長年崇拝したと伝わります。
この「三面出世大黒天」を拝むと、本当に金運が高まるような反応を示します。
ですから「オン・マカキャラヤ・ソワカ」の御真言を唱えながら、御参りするといいかもしれません。
「大講堂」への道
この途を登っていきます。
「大講堂」です。
「大講堂」の中には、中央に阿弥陀如来が祀られています。
三体とも「生きています」。
堂内の全ての仏像が生きている反応を示しますので、両子寺の波動の高さが伺えます。
「奥の院」へは、この鳥居を抜けて、石段を登っていきます。
この鳥居から先は、「結界」が張られています。
「女人結界」です。
全ての女性は、体軸が乱れます。
高波動領域に入るので、ここから先は、本来は「女人禁制」であったと思われます。
山岳仏教の名残を留めているように思われます。
なぜ?寺院なのに、神社の鳥居なのか―――
両子寺を含む国東半島に広がる寺院群は、宇佐神宮の八幡神の化身である仁聞(にんもん)菩薩によって開基されている山岳仏教で、六郷満山として発展していく中で、神仏習合となっていますので、神社の鳥居があるのです。
「神」と「仏」が融合して、「奥の院」があるのです。
「奥の院」には、この石段を登っていきます。
さらに途は続きます。
これが「奥の院」です。
「奥の院 岩屋洞窟」
「石像千手観音と不老長寿の霊水あり」
奥の院は、建物の半分が洞窟にあります。
岩屋洞窟には、石像千手観音があります。
「不老長寿の霊水」は、洞内が暗いので、よく判りませんでした。
「十一面千手観音菩薩」が祀られています。
これも「生きています」
古来より、「子授け」の信仰があり、近年は「子宝参り」のパワースポットとして有名になっています。
そして―――翌日
宇佐神宮に行きました。
宇佐神宮については、本ブログ「パワースポットについて」の項目で、「日本のパワースポット12-13宇佐神宮」に載せています。
実は、宇佐神宮ではなくて、宇佐神宮の「奥の院」に行きたかったのです。
ところが・・・・レンタカーのナビでは、畑の中を進むことになり、どうやってもそのまま狭い道を進むのは困難でした。
駐車場があり、そこでかなりの距離を徒歩で行くようなので、帰りの時間を考えると、無理なようでした。
しかし、スマホの画像には、クルマが映り込んでいる画像があって、そのこまで行ける道があるだろうと、再度挑戦しましたが、やはりダメでした(どなたか車で行ける道を教えてください)。
仕方なく、宇佐神宮の中の、人があまり立ち寄らないエリアを紹介します。
ここは、正殿に向かう道の左側にあるエリアです。
人は、あまり立ち寄りません。
ここは、「天常立大神(あまとこたちのおおかみ)」のエナジーが反応します。
この鳥居をくぐると、「結界」の中となり、神経機能が正常化します。
例えば、女性に多い「頻尿」に悩まされている方は、この中に入り込めば、膀胱にエナジーが通り、骨盤底筋群も正常化するように反応します。
こちらの鳥居の中は、やはり「結界」となり、左側で真剣に拝んでいる御夫婦も、本来は体軸が乱れていますが、この結界の中では正常化しています。
このエリアの内部には、「少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)」系のエナジーが反応します。
名もなき石仏
ひとつ前の画像に映り込んでいる御夫婦が、やはりここでも真剣に拝んでいました。
ここは、1300年前にセットすると、かなりの高波動に包まれます。
西暦700年代には、かなり効験のある霊体が招魂されていたのだろうと思われます。
その当時には、「9次元」に反応する高波動のエナジー体が宿っていたものと思われます。
「国破れて山河あり・・・兵どもが夢のあと・・・」そんな寂寥感が漂います。
了
2020年6月2日記