≪ ダ・ヴィンチの絵画 その7 ≫
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霊魂は――輪廻転生します。
キリスト教は、民衆を宗教支配する関係から、根本教義から「輪廻転生」を、故意に削除しているようです。
本来の教義では 「(ヒトの霊魂は)輪廻転生する」ということを、キリスト教は認めているものでした。
「輪廻転生する」ということは、女性「性」のときも、男性「性」のときも、過去世においては、間違いなく両者を体験してきているはずです。
100%男性「性」や 100%女性「性」は、(よく解りませんが)ないように思われます。
両方の「性」が バランスよく「混在」して、現生を生きているように思われるのです。
ダ・ヴィンチは、自分自身の体内に、女性の「性」が存在していることを認識していたようです。
男性なのに 女性「性」が強く現われた場合―――そして、ある部位に慢性的な機能不全が存在する場合に、同性愛者として、男性を求めるのかもしれません。
この点を踏まえて、ダ・ヴィンチの絵画を診ていくと―――
ダ・ヴィンチの初期の作品が残っています。
この作品は―――
画家を志して、ヴェロッキオの工房に弟子入りして、描きあげたものとされています。
ダ・ヴィンチが描いたのは、左端の女性(精霊)です。
他の3人の人物からは、生命体エナジーは表現されておりません。 通常の絵画にみられる「単なる人物像」としての反応です。
あえて表現すれば、『両性具有』の存在を 認めることのできるものとなっています。
すでに若い時代に・・・・これだけの表現をキャンバスの中に描き込める画才があった・・・・ということに、驚かされます。
いや、心底 驚かされたのは―――
師匠のヴェロッキオであったようです。
彼は、ダ・ヴィンチの画才を認めざるを得ず、2度と絵筆をとらなかった・・・・と、伝えられています(これ以降は、彫刻に没頭したようです)。
ダ・ヴィンチが 16歳ぐらいでヴェロッキオに弟子入りした当時から、同性愛者の疑いを もたれていました。
ですが、独立した後でも 美少年を自分の近くにおいており、常に当局の監視下におかれていた―――とも、伝えられていいます。
ダ・ヴィンチは、生涯 独身をつらぬきましたが、間違いなく 同性愛者です。
なぜ、そう言い切れるのか?
それは―――ダ・ヴィンチの絵画のなかに、描き込まれているからです。
つづく