生命体エナジー浄化の会ブログ

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ダ・ヴィンチの絵画 その11

≪ ダ・ヴィンチの絵画 その11 ≫
 
11-12-24
 
 
学生時代に 「モナリザ」の精神分析をしたフロイトを読んだときに、
 
◆ ダ・ヴィンチは、マザーコンプレックス(マザコン)である
 
という解釈に、小さな衝撃を受けたことがありました。
 
「たった一枚の絵画から、その人物の内奥まで迫れる手法」に、単純に感動したのです。
 
精神分析学のフロイトは―――
 
ダ・ヴィンチは「母親」を 性的な魅力あふれる女性としてみており、「モナリザ」の中に、「母親」像を描いている。 
 
それは同時に、父親と 母親をめぐって対立する「エディプス・コンプレックス」が垣間見える・・・たしか、こんな解釈をしていたように記憶しています(間違っているかもしれません)。
 
 
ダ・ヴィンチの母親は、入籍していませんでしたので、ダ・ヴィンチは私生児として、学校にも行かずに自然の中で育った・・・と、いわれています(諸説あるようなので、正確なところは判りません)。
 
では―――
 
ダ・ヴィンチが、「モナリザ」の中に 母親を無意識下で描き込んでいる―――という解釈が成り立つのであれば、
 
◆ ダ・ヴィンチが崇拝する「マグダラのマリア」として描いている「モナリザ」とは、ダ・ヴィンチにおける母親へのマザー・コンプレックスが、その背後に隠れている・・・・
 
このような解釈も成り立つことになりますが、学生時代に受けた感動は、今では全くありません。
 
ザコンの痕跡は、「モナリザ」からは見いだせないからです。
 
モナリザのモデルとなった人物に 自分自身を写し込んでおり、モデルの人物「リザ」に、マグダラのマリアの「本質的な原型」を描き込んでいる―――
 
このように思うのです。
 
 
どういうことかというと・・・・
 
マグダラのマリア崇拝を本義とする『シオン修道会』とは、秘密結社であり、決して表舞台には出てこなかったものです。
 
 
神がかり的な 神秘のベールに覆い隠された イエスの伴侶という立場の「マグダラのマリア」とは、
 
◆ 秘密の儀式を執り行う司祭(伝授者であり 霊能者)である
 
という指摘が、脳裏から離れないのです。
秘密の儀式とは、「性的儀式」と云われています。
 
現在のキリスト教徒の立場からすると―――
 
マグダラのマリア」を イエスの伴侶とするならともかく、性的秘儀の執行者であるとする説は、絶対に容認できない と思われます。
 
シオン修道会では、男女の咬合によって、神の次元に達する秘密の儀式が行われていた―――とする説(ダ・ヴィンチ・コードなど)は、カトリックには 決して受け入れられないものです。
 
この説は、異教とされたわが国の「真言立川流」(真言密教系で禁じられた宗派)に通じるものです(いずれ機会があれば、生命体エナジーの観点から触れてみたいと思っています)。
 
シオン修道会の歴代の長官(総長)であったダ・ヴィンチは、胸椎10番の慢性的な変位から 「同性愛者」である―――と、述べてきました。
 
このことと、シオン修道会は 決して無関係ではない、と思うのです。
 
私が ここに固執するのは、秘密結社であったシオン修道会の背後には、『テンプル騎士団』の存在がある―――と思うからです。
 
テンプル騎士団が解体され、その後世に生まれたダ・ヴィンチは、この結社の秘密の儀式の「真髄」を 理解していた、と 思うからです。
 
秘密の儀式とは、男女の咬合に関わるものとは 思えないのです。知られていない世界があると―――私は 確信しています。
 
キリスト教徒とイスラム教徒との闘争の歴史は、ヨーロッパや中東諸国に行くと、長期に渡って繰り返されてきたことが判ります。
 
いまだに聖地エルサレムをめぐる対立の、世界的な抗争が続いています。
テンプル騎士団について、簡単に紹介すると―――
 
1回十字軍は聖地エルサレム奪回に成功しましたが、聖地を維持・支配するには不安定なものでしたので、
 
ソロモン王の神殿があったと伝承される跡地に、キリスト教徒が 聖地巡礼を安心して行えるように、騎士団を配置したのです。
 
これが「テンプル騎士団」の始まりです。
 
この騎士団は、その後の十字軍の遠征では、伝説的な活躍をしています。そのため、騎士団は フランス国王などの後ろ盾があり 拡大発展を続けます。
 
しかし、数々の特権を受けて肥大化していくと、軍事組織を背景とした巨大な金融機関に成長していき、他の司祭や修道会 あるいは商人から敵意を持たれるようになっていきます。
 
12世紀から13世紀にかけてテンプル騎士団は莫大な資産をつくり、欧州から中東にいたる広い地域に、多くの土地を保有していました。
 
しかし、聖地エルサレムを イスラム教徒に奪回されて、威信は地に堕ちます。
すると―――
 
13世紀の終わりに、フランス王フィリップ4世によって、突如騎士団は解体・資産没収となりました。テンプル騎士団の資産を、フィリップ4世に奪い取られたのです。
 
理由は、騎士団の入会の際に行う秘密にの儀式が、起訴容疑とされました。
 
その秘儀とは―――
 
◆ 男色(同性愛)
◆ 反キリストの誓い
 
フランス国王のいいなりであった教皇も加担して、彼らを異端者扱いにして、騎士団は火あぶりの刑に処せられたと云われています。
 
このとき―――
 
投獄されていた最高指導者のジャック・ド・モレーは、セーヌ川の中州で「火あぶりの刑」にされましたが、
 
「余は フィリップ国王とクレメンス教皇を 決して許さない。1年以内に 神の法廷に引きずり出すであろう・・・」
 
との、不気味な予言を遺した―――と、伝えられています。
 
予言通り、まもなくフィリップ4世は45歳で亡くなり、また クレメンス教皇も1年以内に 亡くなりました。
 
また、フィリップ4世の出身である「カペー家の断絶」も呪っており、実際にそのとおりとなってしまいました。
 
これが後年、「ジャック・デ・モレーの呪い」として、テンプル騎士団が逮捕された1307年10月13日が、金曜日であったことから、
 
不吉な 『13日の金曜日』の 語源となっています。
 
現在では 「テンプル騎士団は異端者集団である」という批判について―――
 
カトリック教会は明らかな冤罪であると 公式に認めており、完全に汚名は晴らされています。
 
さて、現在の世界を支配しているフリーメースンは、その起源をテンプル騎士団の神秘性に結び付けている―――と されています。
 
当初の騎士団の本部は、聖地エルサレムの ソロモン王の神殿跡にあったということと、秘密の儀式が行われていたという背景が、好まれたのではないか―――との指摘があります。
 
フリーメーソンには、いくつもの裏の組織(イルミナティなど)があるようですが、いずれにしても入会の儀式や 秘密の保持は絶対的であるようです。
 
有名なエール大学の秘密クラブ「スカル アンド ボーンズ」は、
 
フォード、ブッシュ親子、クリントンなど 歴代の大統領をはじめ、多くの米国WASP(ワスプ:白人・アングロサクソンプロテスタントの米国指導者層を指す)を排出しています。
 
当然、ロックフェラー家が背後に控えています。
 
この秘密クラブには、アパッチ族の伝説的な英雄ジェロニモの頭蓋骨が保管されており、
 
入会式(毎年15人、男性のみ)では、全裸になっての性的な秘儀が行われる―――と されています。
 
秘密は絶対に保持するので、詳細は不明のようですが、秘密結社に共通する「秘儀」の一端を、「モナリザ」の中に表現されている―――
 
このように 思われてなりません。
 
つづく