≪ ダ・ヴィンチの絵画 その14 ≫
12-1-30
ダ・ヴィンチの絵画から 話がそれていますが、もう少し続けます。
バチカン市国は小さいですが、今でも世界の歴史を左右する力があります。
少し 歴史を振り返ります。
そもそも、ローマ・カトリックが権力を掌中に収めるようになったいきさつを、簡単に概略します。
コンスタンチヌス皇帝は、乱れ切ったローマ帝国を立て直すために、トルコの現在のイスタンブールに首都(コンスタンティノポリス)を移したのです。
これが後に 東西ローマ帝国に分裂する要因となります。
さらにローマ帝国の支配者は、宗教を利用することにしたのです。
カトリック教を政治支配に利用するようになって、教義(聖書)を 自分達の都合のいいように書き換えた・・・・と、いわれています。
その結果―――
イエスは「人間である」とする立場の宗派の人々は、異端として処刑されていきました。
本来のキリスト教は、「輪廻転生」を受け入れているものでしたが、このとき聖書の記述から削除された―――と、言われています。
さて―――
それ故、様々な手段で カトリック支配に都合のよい方向へと導いていきました。
カトリックに反目する教団・団体は、潰されますので、秘密結社として 秘密裏に行動することを余儀なくされていたようなのです。
このことは―――
死海文書にも通じていくようです。
炭素年代測定法で、紀元前の写本であり、800巻以上に及ぶ「ユダヤ教聖書」に関わるものです。
教皇ペトロとは―――
サン・ピエトロ大聖堂とは、「聖ペトロ大聖堂」の意味となります。
このような経緯がありますので、「死海文書(写本)」に書き込まれている内容―――
基本的な点に 大きな違和感を持っています。ともに人類愛を説いている宗教が、敵対を続けているのですから・・・・。
「神の子」として誕生したのであれば、神である「父親」「母親」が存在しなくてはならないので、明らかな矛盾がある―――となるのです。
ニュートンは―――
イエスを「神」ではなく「人間」としてみています。
だから―――生涯をかけて追究した研究は、秘密文書となっているのです。
もうひとつ、秘密文書にしなくてはならない理由に、『魔術師』『錬金術師』としての裏の顔が、浮かび上がってきます。
ナイトの称号まで授かっていながら、裏の素顔を隠して、錬金術の研究に没頭していたようなのです。
ニュートンは、「魔術師」と呼ばれる『錬金術』に関わっていたということは、科学者でもあった大天才 レオナルド・ダ・ヴィンチとも 共通するように思われてきます。
というのは―――
秘密結社シオン修道会の歴代の総長(長官)として、第8代目にニコラ・フランメル(1398~1418)がみられれことです。
ニコラ・フランメルとは、錬金術師なのです。
つづく