《 日光を探索する 5 》
「大猷院(だいゆういん)」その2と滝尾神社その1
「大猷院(だいゆういん)」の中で、いよいよ「夜叉門」が見えるとことまで来ました。
この階段を上ると―――「夜叉門」があります。
この前に在った「二天門」では、その門を守護する「持国天」「増長天」「風神」「雷神」の豪華絢爛な守護神は、そのどれもが「生きている」反応を示すものはありませんでした。
では―――
この階段上の「夜叉門」はどうなのか・・・・。
階段を上っているときに、その途中から上にいくほど、身体に高波動がヒシヒシと伝わってきました。
期待が持てます。
我々は「大猷院(だいゆういん)」の凄さを実感することになりました。
「夜叉門」の前面の左右には、「毘陀羅(びだら)」「阿跋魔羅(あばつまら)」が配置されています。
後面の左右には、「健陀羅(けんだら)」「烏魔勒伽(うまろきゃ)」が配置されています。
これらの「夜叉名」には、まったく馴染みがありません。
初めて目にするもんばかりでした。
この「四夜叉」は全国でも珍しいもので、恐らくここ以外では見ることができないかもしれません。
「四夜叉」とは、仏法を守護する神名です。
これは、「毘陀羅(びだら)」です。
「生きています」
ここの全ての仏像の周囲にも、華麗な彫刻が施されています。
「東照宮」の豪華絢爛さに勝るとも劣らないレベルにあるようです。
これは、「阿跋魔羅(あばつまら)」です。
これも「生きています」。
背面に回ります―――
これは、「健陀羅(けんだら)」です。
これも「生きています」。
これは、「烏魔勒伽(うまろきゃ)」です。
これも「生きています」。
この「夜叉門」を潜り抜けるだけで、ほとんどの人は身体が浄化されます。
ここの「結界」の浄化力は、かなり高いレベルです。
神経系の「身体にシビレ」がある方でも、この「夜叉門」に留まりますと、身体が健全化するように思われます。
なぜ、これほどの浄化能力があるのか?
追及しました。
どうやら・・・・・この「夜叉門」の背後には、「夜叉」を統一する「金剛夜叉明王」のエナジーが感知されました。
これら4体の「夜叉」を配置するときに、「金剛夜叉明王」を勧請して祀ったののかもしれません。
その「霊力」が今でも反応しているのかも――――と推察しました。
違っていたら「ごめんなさい」。
この灯篭に囲まれたエリアは、良好な波動です。
人が疲れ切ったときに、このエリアに入って、深呼吸を繰り返してると―――
疲労物質が浄化されて、身体が回復してくるように思われます。
これは「唐門」です。
この奥に、「拝殿」「相の間」「本殿」があります。
ここも国宝で、沢山の金彩が使われているので、「金閣殿(きんかくでん)」とも呼ばれています。
この内部には、狩野探幽(かのうたんゆう)の描いた唐獅子、天井には140枚の龍の絵があります。
しかしながら―――
中は「撮影禁止」です。
そのために、これ以降の画像はありません。
我々がここに来た目的の一つに、特別製の「龍神破魔矢」を得るためでした。
「破魔矢」とは、新年の参詣の際に購入して、1年後に奉納して、次の年の新しい「破魔矢」を購入することが習わしとなっています。
しかし、ここでの「龍神破魔矢」は、金属製で次の新しいものを購入する必要がなく、長きに渡って、家に入り込む「魔」から守ってくれるという「破魔矢」なのです。
通常であれば、この「拝殿」の中で購入するのですが、テレビでこのことが紹介されて、大人気となり、3か月待ちで、それも入り口でその手続きをするように案内されました。
そして、すっかり忘れた頃に自宅に届きました。
これがーーー
「破魔矢」とは、夜叉門を守護する夜叉の「烏魔勒伽(うまろきゃ)」が手にしているものです。
この昇り龍は、幸運をもたらし、金運を上昇させてくれるといいます。
通常であれば、玄関に飾り、矢先を出入口に向けて、「魔」を祓う効力を示すものです。
この場合、身長よりも高い位置に飾るのが基本です。
しかし、
この「龍神破魔矢」は、家の中のどこにセットしてもいいようで、「大猷院(だいゆういん)」では、ご本尊の「阿弥陀如来」と「烏魔勒伽(うまろきゃ)」の霊力が宿るとされています。
このあと、我々は最奥にある「滝尾神社」に向かいました。
自転車でしたの、地図をみて、「大猷院(だいゆういん)」を出て、すぐの坂道を登りました。
すると―――行き止まりとなり、その横の途を徒歩で行くことになりました。
山道を行きます。
さらに途は続きます。
杉並木の途をさらに進みます。
坂道を登りきると、「行者堂」がありました。
この「行者堂」は、案内板によりますと、
「天正3年(1575年)に再興されて、修験道の役小角(えんのおずね)と両側に前鬼、後鬼がまつられている」
とあります。
ここから下ります。
「滝尾神社(たきのおじんじゃ)」です。
「大猷院(だいゆういん)」を出て、最も近い道を地図で進みましたが、そこは行き止まりでしたので、自転車を置いて、坂道を登り―――
坂道を下って、ようやく「滝尾神社(たきのおじんじゃ)」に到着しました。
こんなことなら・・・・「大猷院(だいゆういん)」を出た後は、輪王寺まで戻って、迂回した道路を、自転車でここまで来ればよかった・・・・と、ちょっぴり反省させられました。
中に踏み込みました。
なかなかよさそうな雰囲気が伝わってきます。
つづく
2023年7月11日