観音堂が見えてきました。
岸壁の、洞窟の中に建てられたように思います。
「観音堂」「胎内くぐり」とあります。
観音堂の中は、洞窟の中の「胎内」となっていて、これが「胎内くぐり」となるようです。
湿気の多い「胎内」はすぐに終わります。
「元結掛堂」で、「恐多太子」を祀るようです。
岩の斜面に建つ「国宝:投入堂」が見えてきます。
この中に入り込むと・・・異次元空間と繋がるようです。
途中で一休み。
下り専用の「くさり坂」を降ります。
駐車場から、三徳山(標高約900M)を見上げると、高波動のエリアが望めます。
そこを出ると・・・・
波動は、高くありません。
「観音堂」を振り返ります。
でも・・・・やはり、波動は高いものではありません。
ここを抜けると・・・
三佛寺の「奥之院」となります。
さすがに・・・ここは高波動です。
「国宝:投入堂」の手前には、不動堂があります。
これは、江戸時代後期に建てられたと推定されています。
春日造本殿建築の遺構として貴重なことから、県の指定保護文化財に指定されています。
「宝生如来」とは、「宝よりうまれたもの」を意味し、財宝を生み出し人々に福徳を授けるといわれています。
一切の垣根を取り払い、あらゆる全ての現象・事物を平等に観るという意味で「平等性智(びょうどうしょうち)」と呼ばれる智慧を具現化した仏です。
よくぞこのような崖に建てたものだ、と思わされます。
ふと・・・思いました。
この建物の中(内部)に入り込めたら・・・どうなるのか?
この中を、そのときの状態にセットしました。
当初は、ほとんどの方は 体軸が乱れると思います。
しかし、早ければ数分で、通常でも1時間もあれば、もの凄く体軸が安定して、全ての身体の歪みが整います。試してみてください。
帰路は、狭い途を通ります。
三徳山は、麓から奥之院「投入れ堂」までの一本道で、全山は 人跡未踏の原生林に覆われています。
三徳山は 修行の場ですので、簡単に行けるようなところでは修行になりません。
たまには 自分の修行のためにも、来ることが薦められそうです。
登りと違い、下りはあっという間に麓に着きました。
行者道となる橋を渡り、入り口に戻ってきました。
麓に着いて記念写真に収まりました。
そしてーーー首からぶら下げていた「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」の輪袈裟を、受付に返納しました。
「死ぬまでの見ておくべき100の建築」と書かれています。
これが妙に気になって、「まだまだ死ぬまでに、見ておくべき建築」を求めて、探索の旅を続けたいーーーこのように思いました。
私が、かって見上げたときに、あまりの高波動なので、観光バスではなくて、個人で「来なくてはならない!」と誓ったものでした。
そのときの夢が ひとつ叶いました。ありがとうございます。
つづく
2019年8月24日記