≪ メキシコ:マヤ文明に触れる 11 ≫
マヤ文明の遺産:ピラミッドを分析する その6
「エル・カステージョ」のピラミッド
発掘当時の画像。
現在の「エル・カステージョ」の周りは、綺麗になっていますが、マヤ遺跡の大半は ジャングルに覆われていて、発掘・修復されるまでは、その面影が残る程度の悲惨な状態でした。
1892年当時の画像
まだ各所に未発掘・未修復の遺跡が残っているといわれています。
「エル・カステージョ」と呼ばれるピラミッドは、また「ククルカン・ピラミッド」とも呼ばれています。 9世紀ごろに造られたといわれています。
ククルカンとは、「マヤの最高神ククルカン(羽毛の生えた蛇)」を指します。
そのために、この「エル・カステージョ」は別名「ククルカン・ピラミッド」とも呼ばれているのです。
というのはーーー
エル・カステージョは、高さ30M、9層から成るピラミッドで、年に2回見られる「ククルカンの降臨」という現象が、チチェン・イツァの名を世界に知らしめているからです。
「ククルカンの降臨」
その光と影は日が落ちるにつれて下へ伸び、最後は階段の下にある蛇の頭の像とつながります。
こうして「マヤの最高神」ククルカンが姿を現します。それはまるでククルカンが、天から舞い降り来るかのようです。
チチン・イツァ遺跡にある高さ30メートルのピラミッド「エル・カスティージョ」は、その内部に高さ20メートルの別のピラミッドを包み込むような構造になっていることが知られています。
ところが、さらにその内部に高さ10メートルのピラミッドがあることが分かりました。
研究者によると、最も小さいピラミッドが建設されたのは550~800年とみられ、1930年代に発見された2番目の構造物は800~1000年、最も大きいものは1050~1300年にそれぞれ完成したとみられるといいます。
最小ピラミッドの存在は、構造物を破損させることなく内部に光を当てて観察する非侵襲的な技術を使った調査で明らかになったということです。
「エル・カステージョ」は現在は立ち入り禁止です。
そのためピラミッド上部にある「ククルカン神殿」には入れません。
内部はどうなっているのか?
ガイドが保持している画像です。
このような状態になっているようです。
この内部には「チャックモール」と呼ばれる心臓を捧げる台座があります。
チャックモールは、このマヤ遺跡には いたるところに散見されますので、
当時は生贄の儀式が、頻繁に行われていたことを伺わせます。
神殿内部の様子を知りたいので、ネットで調べました。
次のような画像が見つかりました。
エル・カスティージョ内部の画像
ジャガーの「チャックモール」が置かれています。
この内部の波動は、「超高波動」です。
この内部にいるだけで、ぞくぞくする感覚があります。
ともに 身体が圧倒されるほどのエナジーに、包み込まれてきます。
さらにーーー驚くべき報告があります。
このピラミッドから 天空に伸びる光のビームが観測されました。
2011年 ピラミッドの天頂部からエネルギービームが放出される現象が確認されたのです。
ビームの直径は4.5m で周波数は28kHz、エネルギーの種別や出力レベルは記載なしとのことです。
このエネルギービームは、ピラミッドから遠ざかるに連れて、連続的に増大しており、既知の物理学や技術と相反する、と云われています。
この現象が確認されるよりも前―――2005年に、「史上最古のピラミッド」(12,000年前)といわれる『太陽のピラミッド』が、ボスニアにあります。
このピラミッドは、現在、史上最大(全高約220m)のピラミッドです。
このピラミッドで 天空に伸びる光のビーム現象を観測しています。
物理学者のチームは、ボスニアの太陽のピラミッドの頂上から出てくるエネルギービームを検出しました。
ビームの半径は5〜20メートルの範囲で時間とともにたびたび変化します。周波数は28 kHzです。
ビームは、ほとんどの時間連続しており、一年の間に強度が変化します。
その強度は一定ではなく、変調し、時には存在しないこともあります。
ビームは音の解析後、15〜20の半径内を動き回ることができ(?)、そのビームは一番目に一定な搬送波と2番目にそれ以上の搬送波(carrier wave)を持つことが判明しました。
それ(搬送波)は上方に移動し、ピラミッドから離れるにつれて強さが大きくなります。参考:ボスニアの巨石構造物による超音波の放出 ( part 1)
このように「ピラミッド」には、まだまだ知られていない「未解明」な謎が多くあるのです。
この後、ピラミッドの分析に入りますが、容量がオーバーしてしまいそうなので、「つづき」ます。
つづく
2017年1月17日記