生命体エナジー浄化の会ブログ

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胎児期における後年の影響を考察する その2

《 胎児期における後年の影響を考察する その2 》

(胎児期の影響が、生活習慣病の根源――を考察する。その1)

 

「現在の症状が、胎児期に起因するものであるか否か」「起因するのであれば、何が原因となって、現在の症状が生み出されたのか」

このことについて、考察します。

 

しかし、その前にまず、多くの人は、「出生時のトラウマ」を抱えています。

これについて、考察します。

 

出生時には、産道を通過して、この世に誕生するまでには、母体のみならず、生まれてくる赤ちゃんにも、かなり強いストレスがかかります。

 

この時のストレスが、「出生時のトラウマ」として身体にインプットされて、これが後年になって「学習障害などの影響」の起点となることが指摘されています。

 

また、「パニック障害」の根源は、「出生時のトラウマ」にあると考える人もいます。

 

とくに「難産」で生まれてきた赤ん坊は、産道をなかなか通過できないストレスが、ひどい圧迫感や、溺れるような息苦しさ、頭痛などを伴って、直ぐにこのような状態を引き起こされる要因となり得るようです。

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「MSDマニュアル家庭版」より

 

出産時には、産道から出て来るときに、「左側」の肩や肘、股関節、膝などにもストレスがかかります。

ですから、「左肩」「左肘」「左腰」「左膝」の問題に悩まされる時には、このときに「トラウマがあるか否か」をまず問うてみる必要があります。

 

オーストラリアの精神分析家オットー・ランクは、「出生時のトラウマ」に初めて言及しました。

母胎から生まれ出て来ることが、「ヒトの最初のトラウマである」としました。

 

彼は、出生時のトラウマは「ノイローゼの始まりである」と考えたのです。

この世に生まれ出ることが、一生残り続ける「不安の要素を吹き込むもの」と捉えたのです。

 

このことは、精神分析学の祖ジークモント・フロイトが主張する「エディプス・コンプレックス」と対立して、師であるフロイトと袂を分かちます。

今では、彼の主張は広く受け入れられています。

 

エディプス・コンプレックス」について、触れておきます。

 

これは、ジークモント・フロイト精神分析の用語です。

ギリシャ神話のエディプス王の悲劇的な運命から命名されています。

 

エディプス王は、父親を殺害して、母親と結婚する運命を辿りますが、全ての男子は3歳から6歳にかけて、父親に敵意を抱き、母親の愛情を求めようとする性的な願望を持つというものです。

 

その後、父親からの恐怖感を契機として、近親相姦的な願望は抑圧されて、父親のようになろうとする同一視によって、「エディプス・コンプレックス」は克服されて、思春期に達すると、性的な衝動が強くなり、エディプス的な願望も復活してくるが、その願望は他の異性に向けられて克服される・・・というものです。

 

女性の場合は、男根羨望(せんぼう)をもつようになり、その結果、母親を敵視して、父親の愛情を独占しようとします。

男根の代わりとして、赤ん坊を獲得したいという気持ちを抱きます。

 

この「エディプス・コンプレックス」は、精神分析学では重要な意味を持ち、「神経症の病因」とみなされています。

 

これに対して、オットー・ランクは、「出生時のトラウマ」が「神経症の病因」であるとしたので、フロイトと意見の対立が生じたのです。

 

これは心理学の領域に関わりますが、解剖学的、生理学的な観点からも、つまり肉体的な観点から捉えることができます。

 

これが―――左側の肉体に異常が出やすいことが、出生後の後年になって、多くの学習障害を生み出す起点になります。

 

例えば、左側から右側に「文字を読む」と、身体が歪みます(右側から読むのであれば、問題はありません)。

左側から読む本は、疲れます。これは学習障害の一つともなり得ます。

 

とくに「英語」は、左側から右側に「文字を読む」ので、学習効率が著しく低下します。

小学校の高学年になっても、いつまでも勉強に集中することができない可能性が生まれます。

 

また、別の研究では、母親が「妊娠したくなかった」「子供を産みたくなかった」とズーっと考えていた場合には、

それで生まれてきた赤ん坊は、

 

〇 無感動症候群となり、ズーっと寝てばかりのタイプとなりやすい。

あるいは逆に

〇 多動性症候群となり、すぐに興奮したり、泣いたりするタイプとなりやすい。

〇 食習慣に問題が出やすい。

〇 吐くことが多い。

 

このような問題を抱える傾向があるようです。

つまり、

このような研究から、母体の中にいる胎児にとっては、母親の胎内は、必ずしも安楽なものではないようなのです。

 

さらに肉体的に、左側の「肩」「肘」「骨盤」「膝」「足首」などを痛めやすい可能性が出てきます。

このような箇所を、繰り返し傷める場合には、出生時トラウマを疑うべきです。

 

その場合は、まず「脳脊髄液」には、自分の「過去」「現在」「未来」の全ての情報が記録されていますので(未来のことも、反映される可能性があります)、まず、ここから「出生時のトラウマ」を引き出して、それをセットします。

 

すると―――身体に、そのときの影響が反映されて、左側の各部位にストレスが反映されて、そこに触れただけで、正常な筋肉が弱化します。

 

そのときの状態を克服すると、それ以降は、左側への各部位への問題は、かなり軽減されます。

 

このような問題が、出生時だけでなく、母体が妊娠中の「胎児のとき」の影響が、出生後の人生に大きく関わってくのです。

 

それでは―――

前回、「成人病の原因は、胎児の時に受けたストレスに起因する」という説の、本題に焦点を当てます。

 

まず、その前に正確な「キネシオロジー・テスト」を行えることが必要となります。

 

キネシオロジー・テスト」を使いこなすには、自分自身が正常な心身の状態にある、ということが前提条件となります。

 

つまり、身体が邪気っている場合には、正確な「キネシオロジー・テスト」は行えません。

そのような場合には、得られる反応は正確ではない可能性が示されてしまいます。

 

家族や親しい友人などのチェックでは、まず「思い込み」が入っていまい、正確な判断が行えない可能性がありますので、要注意です。

 

例えば、「このチェックは正確なのか?」「この決断はよいのか?」などの質問は、誰にとって正確なのか、いつのことなのかが、曖昧です。

 

「良い」「悪い」と判断するのは、誰なのかが曖昧です。それは単なる主観性に基づくものです。

 

「宇宙」が、どのように思うかとは、全く別のものに過ぎないのです。

正しく準備ができた状態にセットして行う必要があります。

 

「思い込み」は判断を狂わせますので、まずは質問の動機が重要となります。

 

「この人は、こうなのだろう・・・」という思い込みは、特に家族の場合には、入りやすくなります。

「こうだ!」と、潜在意識が強く反応しますので、正確な判断を狂わせる可能性が高くなります。

 

まず、正確な判断を下せるために、リセットする必要がありますので、

「〇〇について、(キネシオロギー)テストを行っていい状態にありますか?」と自分自身に問いて、「イエス!」の反応が得られてから行います。

 

もし「ノー!」の反応が得られたら、その状態では行えませんので、正常な状態にリセットするまで、待つことになります。

 

ヒトの身体は、様々な情報を発信しています。

それ故に、

身体に尋ねますと、正確にその問題となる原因などを伝えてくれます。

 

「あなたは、肉体に何かの問題があり、身体が歪んでいる?」「イエス!」

「その身体が歪んでいる原因は、肉体にある」「ノー!」

「原因は、霊体にある?」「イエス!」

 

「では、霊体の下半身に原因がある、上半身に原因がある?」「上半身に原因がある!」

このように身体に尋ねて行き、「では、上半身の頭蓋部に原因がある?」「イエス!」

 

「では、頭蓋部の左側頭部に原因がある?」「イエス!」

となり、「では、原因は、電磁波の影響が身体の不調をもたらしているのか?」「イエス!」

このようにして、原因を見出すことが出来るので、電磁波への対処をすることで、解決への途が開かれます。

 

このときに、「思い込み」や「自分自身の身体の歪み」があると、正確な判断ができなくなり、反応が違ってしまうことになります。

 

さて、いよいよ「胎児期への現在の身体への影響」をチェックする方法に入ります。

 

「私は、この方の現在の問題が、胎児期に在るか否かの質問をしてもいいですか?」「イエスまたはノー」 「イエス!」が得られたら、「現在の疾病〇〇が、胎児期にその原因があるのですか?」

 

「イエス!」が得られたら、「その疾病〇〇が、胎児期のいつ頃形成されたのですが?」

「では、その時に形成された問題を、取り除くことで、現在の疾病〇〇を改善することができますか?」

 

「イエス!」が得られたら、それを取り除くアプローチに進みます。

 

これが、まず前提となる手順です。

 

もう少し、胎児期の影響について言及しておきます。

 

胎児期のヒトは、母親と胎盤で繋がっていて、そこから栄養を受け取り、育ちます。

 

母親が、何かストレスを受けると、そのストレスの影響は胎児にまで及び、胎児も同様に同じようなストレスを受けます。

 

妊娠中に、対人関係で緊張する母親から生まれる子供は、不健康な状態であることが多かったという研究があります。

 

妊婦が、持続的あるいは頻発的に対人関係でストレスを受け続けると、生まれてくる子供の健康や成長、あるいは行動面に障害が起こる可能性が倍加していました。

 

このことは、「出産合併症」や「早産」あるいは「出生後の影響」などでは、十分な説明がつきませんでした。

妊娠中の過度のストレスが、胎内に育ちつつある胎児に影響した――ということが、納得のいく解釈でした。

 

カナダの研究によると、妊娠中の女性が病気に罹ると、それは生まれてくる胎児に影響する可能性を指摘するものでした。

 

胎児に最も大きなストレスとなるのは、「対人関係」であり、この緊張感を強いる状況が、胎児に影響することは明らかであり、その最たるものは「夫」との不和が、引き起こしているものであるという指摘があります。

 

母親が、その配偶者である「夫」が浮気をして、怒りの感情を肝臓や胆のうに溜め込みますと、その胎児の肝臓や胆のうにも、「夫」への怒りの感情がインプットされます。

 

すると―――その子(胎児)にも、その感情が入り込みますので、その子は成人しても、そのときの感情的なストレスを父親(母親にとっては夫)に潜在的に抱くことになります。

 

もしかしたら精神分析学のフロイトは主張する「エディプス・コンプレックス」の、小さな男の子が父親に敵意を抱くという要因には、このことが関わっているのかもしれません。

 

成人して、特に女性は「父親」への反発するケースが多いようですが、このことを裏付ける事象を、私もいくつか見てきています。

 

成人後の現在の疾病の原因は、「胎児期に在る?」「イエス!」

では、「その胎児期の影響は、自分の母親が夫に対して緊張を強いる不信感を持ったことが原因ですか?」

「あるいは、夫との不和が原因となっていますか?」

 

このように問いますと―――

 

「イエス!」の反応が、思いのほか多いのです。

あるいは、「胎児期を含めて、それ以外の要因が重なっている!」という反応も多く得られます。

 

このような反応が得られた場合には、そのストレスを受けた胎児期の状態にセットして、そのときに受けた「感情的なストレス」を

 

〇 「肝臓、胆のう、あるいは脾臓や腎臓、膀胱」といった臓器と、前頭葉に反応するストレス波動を抜き取る。

〇 その臓器に関連する椎骨を修正する(セットすると、椎骨も歪みます)。

〇 修正後に、現在の状態に戻す。

 

現在の状態に戻すことで、このマイナス波動は軽減することができることが解りました。

 

このようなことからも、妊娠中の母胎には、決して余計なストレスを与えないで、穏やかな心身状態で過ごせることが必要となるのです。

 

                         つづく

 

                         2021年5月4日記