《 小野澤洋次郎氏の「症例報告」その9―1 》
公認ドラスティックセラピストの小野澤洋次郎氏から、「症例報告」が届きましたので、公開します。
以下、転載―――
【身体の疲労感の対処】
50代男性H様が、
「身体が非常に疲れている感じです。」
と仰ったので、
前回の投稿で、あげたように、筋反射テストで数値化して、肉体疲労をチェック。
そうしたところ、肉体疲労度は、10%以下で、殆ど疲労していないような反応でした。
「では、この疲労感は何なんでしょうか」
と、仰ったので、また、自分も不思議に思い
他の要素からチェックしてみました。
そうすると、
【メンタル】の疲労が、見出されました。
メンタル疲労が、30%程あったのです。1番強かったのが、5日程前、で反応し、60%程、疲労を起こしていました。
肉体の疲労は、すぐにとれたようなのですが、メンタル疲労だけが残ってしまっていたのです。
やはり、エネルギー体のメンタル体に、焦点を合わせると、歪みます。
このメンタル体まで癒すイメージで、施術を行ったところ、メンタルエナジーが回復し、疲労感も無くなった、と仰って頂きました。
タイムリーに、そういったお客様が連続し、やはりもう一方も、
「身体が重い感じがする、疲労感が強い」
ということで、チェックしたら、
肉体疲労は、さほどでもないが、メンタル疲労が強い、といった状態でした。
こちらの方は、【取引先との気を使うゴルフ】が原因でした。
現段階では、肉体疲労に影響してないまでも、
「何か、身体が思い感じがする」
「動きだしづらい」
と、いった、身体の不快感•違和感につながると思われ、放置していると、筋肉や、関節にも影響が及んでくる可能性があります。
また、今回は基本的には、筋力があり、痛みの少ない方達でしたが、これが元々、低筋力で、膝や腰が痛い方ですと、身体がより歪みますので、さらに痛みが増してくることも考えられます。
肉体だけの視点ではなく、このような時に、トレーナーやセラピストがこのメンタルストレスから、解放する事は重要かと思われました。
このような視点で見ると、臓器にたまる、抑圧メンタルエナジーストレスとは、また違うように思われます。
ここで思い出されることが、
ホリスティックコンディショニング2にあった、
はじめにーのページです。初めて読んだ時にこの文章に感銘を受けたのを覚えています。
以下
たとえば、膝関節痛の場合、人によっては、筋力トレーニングやストレッチなどの
神経ー筋アプローチが効果的であるかもしれないし、膝にストレスを与えている他の
関節を正常化する関節アプローチがベストな方法であるかもしれない。
あるいは、悩みを聞いてあげることが、痛みから解放される最適な手段となるかもしれないのである。
以上
ホリスティックコンディショニング2より
まさに、このような状況が、おそらく多々あり、
違和感や痛みのある部位だけに焦点をあてるのではなく、「悩みを聞いてあげること」でも、メンタルストレスから解放し、痛みの緩和の一助になるだと思います。
そう考えると、子供が怪我した時に、母親がさする手当てなどで、確かに痛みが緩和しますが、あれも、メンタル体を修正、エナジーを注入することにより、回復が早まったり、メンタル体を整えているのかもしれません。
転載ここまで―――
小野澤氏の「疲労感に関わる分析」は、多くの治療家、身体のコンディショニングに関わる専門家の参考になるかもしれません。
現代人の多くの方は、「慢性疲労」の状態にあるようです。
筋トレを懸命にやっている方の多くも、「慢性疲労」の状態に陥っているケースが多々あります。
私も数多くのアスリートを診てきましたが、まじめで真剣に取り組んでいる人ほど、慢性疲労の状態から抜け出せず、ついには「引退勧告」を受けて、第一線から消えていったアスリートを幾人も見てきました。
筋トレを好きで、毎日のように行っている方は多くいますが、初心者の頃は毎日行っていても、効果がグングン上がって、楽しくて楽しくて仕方がない状態に浸ることができます。
しかし、レベルが上がれば上がるほど、鍛錬度が高まってきて、同じようなルーティンで行っていても、身体へのストレスはより深いものになります。
初心者では毎日行っていても、鍛錬度が高くないので、疲れるまで行ったとしても、身体へのダメージはそれほど強くないので、翌日には回復してしまうレベルなのです。
だが、鍛錬度が高まれば高まるほど、同じ1セットを行っても、身体へのストレスは高くなり、それ相当の回復時間が必要とされてきます。
このことは、誰もが知っているトレーニングの原理原則ですが、実際にはこのことに気づけないケースは多いのです。
そのような場合には、ここで小野澤氏が指摘している「疲労度」に注目して、新たな視点に立ってクライアントにアドバイスできることが求まられます。
その昔、長距離走で一世を風靡したチェコのザトペックという選手がいました。
彼は「人間機関車」と呼ばれ、毎日走らねば気が済まないほど走りこみました。
長距離走のアスリートの多くは、ほぼ毎日走ります。
マラソン大会に出場した翌日でも、回復を促すために走ります。
これは筋トレと違って、筋肉など身体へのダメージは、通常は一日で回復するからです。
人間機関車もそうでした。
しかし、ある時ザトペックは盲腸か何かの病気で入院します。
しかし、退院すると試しにレースに参加しました。
そのとき、何と世界最高記録を樹立したのです。
綿密な調整を行って、日々鍛錬に励んでいましたが、知らず知らずのうちに、オーバーストレスの状態に陥っていたのです。
入院することで「超回復」されて、逆に最高のコンディション状態になったのです。
筋トレもこれと同じで、最高挙上重量を達成したときは、「とても調子がよい!」と思って、さらに鍛錬度を上げてしまう傾向があります。
しかし、鍛錬度を極めたベテランになると、「今は調子がよい!」と判断した時には、少しトレーニング強度を落として、回復をメインにするようになります。
筋トレを専門に行うボディビルディングを行う方も多くいます。
その大多数は、慢性的なオーバーワークの状態にあるように思われます。
しかし、本人は気づきません。
トレーニング効果が上がらない頭打ちの状態であっても、それでもトレーニングを続けるのです。
このようなトレーニングオタクは数多くいます。
このような方には、小野澤氏からのアドバイスが有効になるはずです。
まず、慢性疲労か否かのチェックは、「副腎」のチェックが必要になります。
これは、小野澤氏が行う「筋反射テスト」を自分の中で、そのレベルを設定します。
その「副腎」へのチェックは、「肉体疲労」と「精神疲労」に分けます。
「肉体疲労」への多くは、「肉体疲労」としてセットして、肉体の「副腎」にかかるストレス度を、「筋反射テスト」でチェックします。
通常は、「副腎」に「水銀」「カドミウム」「鉛」ヒ素」などの有害金属が蓄積しています。
これらを抜くことが先決です。
そして、脊椎をアジャストします。
とくに、胸椎9番(副腎)と、腎臓に関わる椎骨(胸椎11番、12番及び腰椎2番、3番)を整えることが大事になります。
「精神疲労」がメインであれば―――
肉体から外方の空間をスキャンして、「エーテル体」「アストラル体」と問題がないことを確認します。
しかし、そのさらに外方に広がる「メンタル体」にマイナス反応が出ます。
「精神的ストレス」「感情的ストレス」として認識されますので、その空間の反応するエリアに手を当てて、「浄化」します。
その「浄化」するには、自分自身が最も最適であると思えるエナジー波動を用いるのがいいようです。
私は、単に「浄化!」と強く思っただけで消去できますが、
一般的には―――
がいいかもしれません。
「南無妙法蓮華経!」は、浄化には強く働きかけるので、誰でも使えます。
また、
「光明真言」を唱えて、抜き取ることも可能です。
「オン、アボキャー・・・・」と短い語句ですが、霊的にはかなり強い真言です。
私は、宗教には一切関わっていませんが、
「南無阿弥陀仏(なみあぶだぶつ)!」を3回唱えて、浄化してもよいかもしれません。
こうすることで、「メンタル体」に反応していた精神的、感情的な「メンタルストレス」のエナジーが消滅していたら、身体は正常化します。
つづく
2023年7月25日記