生命体エナジー浄化の会ブログ

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肩の痛みと原因 その7

≪ 肩の痛みと原因 その7 ≫
 
11-8-1 
 
「抑制弱化筋」と それに伴う「緊張筋」による身体のゆがみの修正には、どうしても本質的な対処方法が 必要となるだ―――と 述べました。
 
今回は 本シリーズの「その5」で挙げた もう一つの対処方法
 
○ 抑制弱化を引き起こしている筋に関わる椎骨の修正
 
について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
 
 
構造体のメジャーポイント(身体全体を、すべて適正に修正するポイント)を探して、その部位を修正する―――ということは、誰もが直ぐにできるものではありません。
 
カイロプラクティックで、『ガンステッド・テクニック』を開発したドクター・ガンステッドは、X線画像を駆使して 椎骨の矯正角度などをチェックして アジャストしました。
 
しかし、全米中から彼の治療を受けるために、多くの人が集まりましたが、彼のアジャスト・テクニックが優れていたからでは ありません。
 
その神髄は―――
 
○ 神経干渉を起こしている部位に、治療ポイントが集約されていたか  らです。
 
つまり、メジャー・ポイントを探し出していたのです。
だから―――人は本来の治癒力を刺激されて、治ったのです。
 
私は、このメジャー・ポイントを 次の2つに分けています。
 
○ 構造的メジャー・ポイント
○ 機能的メジャー・ポイント
 
少し難しくなりますが、ひとつの例を挙げて説明します。
 
次の図は、骨盤の仙骨をサポートする『梨状筋(りじょうきん)』です。
イメージ 1
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
図は 左右の梨状筋を示します。
 
 
この梨状筋は―――
 
坐骨神経痛を誘発する典型的な部位で、「梨状筋症候群」として 『腰痛』の原因として たびたび登場します。
 
 
梨状筋の下側を「坐骨神経」や「血管」などが走っており、過緊張している側の梨状筋圧迫により
 
○ 臀部から膝に達する「しびれ感」などの症状が、腰痛に伴って現わ  れます。
 
整体などでは―――
 
○ この過緊張した臀部の梨状筋を「ゆるめる」ことで、対処します。
 
治療家の多くが、その症状を起こしている「過緊張した梨状筋」に焦点を当てて対処する と思います。
 
しかし―――坐骨神経を圧迫している過緊張した利状筋は、誘発された結果であって、原因ではありません。
 
確かに―――梨状筋症候群による「腰痛」という「症状」は、その過緊張した梨状筋側に出現しますが、
 
その部位だけでみたら―――原因は、抑制弱化した対側の梨状筋です。
 
抑制弱化した梨状筋(伸びてしまう)と、対(つい)となっている対側の梨状筋(短縮する)は―――結果として、仙骨を傾けてしまい、様々な症状を誘発する直接の原因となるのです。
 
では―――
 
・ 梨状筋を抑制弱化させている原因は?
 
これには―――胸椎から腰椎まで、様々な「椎骨の変位」が、梨状筋抑制の「誘発要因」となっています。
 
つまり―――
 
● 構造的メジャー・ポイントとして、特定の「椎骨」を正常化するこ  とで、梨状筋の抑制弱化が解消します。
 
結果として、 対側の過緊張した梨状筋が緩んで 左右のバランスを回復して―――「坐骨神経痛」「腰痛」「臀部のしびれ感」などの症状が消失します。
 
通常は、この構造的メジャー・ポイントの対処までが メインとなります。
 
しかし、さらに追及すると―――なぜ、そのメジャー・ポイントとなる椎骨が歪んだのか・・・・という疑問が起こります。
 
 
それが、「副腎」や「肝機能低下」あるいは「消化器系異常」などに起因するのであれば―――その異常反応を示す『内臓』などを修正する必要があります。
 
この内面に関わるメジャー・ポイントが
 
● 機能的メジャー・ポイント
 
と、我われが呼んでいるものです。
 
これについては、「チェック方法」「その対処方法」など、「構造体の根本原因」に関わってきますので、いずれ機会があれば 公開していきたいと思います。