生命体エナジー浄化の会ブログ

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肩の痛みと原因 その9

≪ 肩の痛みと原因 その9 ≫
 
11-8-8 
 
肩の「痛み」に関わる最大の問題は―――インナー・マスル(深層筋)である『外旋筋群』にあります。
 
肩は 外部の大きくて強い「三角筋」「僧帽筋」「大胸筋」「広背筋」などの アウター・マスル(浅層筋)が、強くて大きくても インナー・マスルに問題が生じると―――
 
その肩に関わる全ての筋群が 抑制弱化反応を起こして、正常に力が入らない状態となります。
 
見た目には 逞しい大きな三角筋や大胸筋を誇っていても、インナー・マスルが抑制弱化反応を起こして、まともに力が入らないアスリートやボディビルダーは、予想を超えて多いものです。
 
これは―――身体の「防御反応」と理解した方がいいようです。
 
肩が正常に機能していない状態で、無理に運動を続けると―――肩に障害が及びます。
 
これを避けるために、問題のある肩には 正常に力が入らないようにして、それ以上に破綻しないように 防ぐのです。
 
しかし、次のことは スポーツ選手などが 陥りやすい問題でもあります。
 
○ 腱炎などの痛みがあっても、その部位を動かしていると「痛みが軽 減」してきて、いつものように全力で動かしてしまう。
 
その結果―――運動後に痛みに 再び襲われる。 
 
これを繰り返していくことで、対処不能の状態に陥ってしまう・・・・ことになります。
 
○ 強いパワーを発揮することは、防御反応として「抑制弱化」するの で、強い力を発揮できずに パワーがダウンしてしまいます。
 
このことは、大きなパワーを発揮しようとするときは、防御反応が働いて、身体に過剰なストレスをかけることは避けられますが、
 
それほど大きくない通常のパワーを発揮する運動は―――この防御反応が働かない危険性があるのです。
 
このような運動を継続的に繰り返すケースでは、身体は防御できなくなってしまうのです。
 
これは―――野球のピッチングなどに典型的に現われます。
 
つまり、肩が正常に機能していない状態でも、そこそこの投球はできますので、これを繰り返すことで、一部の筋群に過剰なストレスをかけてしまい、いずれは故障してしまいます。
 
 
まず、肩で理解しておくべきことは―――
 
肩の内旋筋である「肩甲下筋(インナ―・マスル)」は、 強いアウター・マスルである「大胸筋」や「三角筋」がサポートしますので、それほど大きな問題は 通常は起こしません。
 
問題は―――
 
肩の外旋筋である「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」です(状況によっては、上腕二頭筋の長頭も関与します)。
 
肩関節を動かす時には、上腕骨の骨頭が 肩甲骨のソケットの中にしっかりと入り込んで、骨運動することが、大前提となります。
 
ところが―――この上腕骨の骨頭が、肩甲骨のソケットの中にしっかりと入らないで、肩の骨を動かすと、正常に機能しない状態に陥ります。
 
上腕骨の骨頭部分に、インナー・マスルといわれる深層筋が付着しており、
 
○ 肩を動かす時には、最初にインナー・マスルの筋群が働いて、ソケ ットの中に上腕骨頭を入れて、正しい骨運動を可能な状態にします。
 
○ 上腕骨頭がソケットの中で、正常な骨運動を行えない場合は、「イ ンピンジメント症候群(ぶつかり症候群)」などが起きてしまい、ま た、肩の動きを緩和する滑液包などに炎症が生じます。
 
○ このような状態が継続すると、肩はその動きを抑制する方向に働い て(ある意味では、それ以上悪化させないための防御反応です)、  「可動性の制限」や「痛み」などの症状を生み出します。
 
○ 「四十肩」「五十肩」や、肩の外転動作によって伴う痛み(60度 から120度の外転動作など)は、そのほとんどが インナー・マス ルが 正常に機能していないことに原因が求められます。
 
しかし―――
 
肩の問題の、おそらく大多数は、肩そのものの機能不全に起因するものではありません。
 
肩だけに焦点を当てていたら、その本質的な問題は 理解されないと思われます。
 
医療機関やリハビリなどの現場では、ひたすら「肩の機能不全」に対処することに焦点を合わせています。
 
だから―――治りが遅い、ともいえるかもしれません。
 
すでに述べてきましたが、肩のインナー・マスルにストレスを与えている原因の多くは、肩以外の別の部位に在ります。
 
また、肩の痛みや 四十肩や五十肩の症状は、「心因性」の問題―――感情的なストレスの鬱積や 抑圧されたエネルギーの体内蓄積などからも、容易に発現します。
 
典型的な例を 挙げておきます。
 
● 最も障害を受けやすい「棘上筋」は、内分泌機能不全の状態によっ  て 誘発されます。
 
 内分泌機能不全は、体軸の歪んでいる多くの人が 内在する問題でもあります。
 
● もうひとつの障害を受けやすい「棘下筋」は、足の中足骨の影響  を、直接的に受ける筋でもあります。
 
 まず、健常者も含めて大多数の人は、片足の足裏が しっかりと大地にかみ合っていません。そのため―――中足骨の機能不全がみられ、その機能不全が頭蓋骨までに及びます。
 
肩は、この「足」の機能不全と、マイナス連動連鎖してしまう典型的な部位なのです。
 
したがって―――肩の機能障害の原因は、まず、足の機能不全がないか否か をチェックする必要があります。
 
多くの肩の問題は、「足を修正」することで、解決されることが多いのです。
 
● 棘下筋はまた、内分泌器官―――胸腺の影響を受けています。つま り、体軸のゆがみによって、肩の機能障害や痛みは 誘発される―― ―ということでもあります。
 
● この「胸腺」は、加齢と供に委縮してしまう器官ですが、その働き は十分に解っておりません。
 
胸腺に正常なエネルギーを流すと―――すべての内分泌機能は活性化します。
 
● 小円筋もまた、内分泌器官―――甲状腺の影響を受けています。つ まり、体軸のゆがみによって、肩の機能障害や痛みは 誘発される― ――ということでもあります。
 
このようにみてくると―――肩の機能異常には、肩以外の問題によって「痛み」などが誘発されていることが、ご理解いただけるのではないでしょうか・・・