《 東北ミステリーツアー その3 》
翌日、バスは再び福島県に戻り、飯坂に向かいました。
そして、「中野不動尊」に行きました。
「日本三大不動 中野不動尊」
「中野不動尊の案内図」です。
今から840年前の1179年に、恵明道人がカモシカに導かれて当地に入山して、未踏の地であった中野の山中に入ったのが始まりとされています。
その後、修験者が洞窟を掘って、修行を行う地となっていました。
修験道の影響からか、ここは「六三除け」の祈祷発祥の地と伝えられています。
「中野山」とあります。
ここが本堂です。
この地は、修験道の聖地でしたが、明治36年(1903年)に曹洞宗の永平寺の貫主が、本堂として大正寺を建立したことで、修験道から曹洞宗に改宗されました。
これにより、永平寺の直系の末寺となりました。
本堂には、「厄除不動明王」の反応はありません。
「ノウマクサンマンダ・・・」と唱えてみましたが、お不動様の反応はありませんでした。
洞窟に入る入り口があります。
「祈祷殿」です。
ここには、「眼守(がんしゅ)不動明王」が祀られています。
「眼守(がんしゅ)不動明王」は、眼病や知恵、学問など 眼病に関わる霊験があるとされています。
ここには「お不動様」の反応があります。強くはないです。
「ノウマクサンマンダ・・・」に反応を示しました。
「奥の院」である「大日堂」に向かいます。
「毘沙門天」です。
納札堂にあります。
これも「生きていません」
「大日堂」です。
創建800年を記念して建てられました。
この中に、「大日如来」を中心として、左右に不動明王と愛染明王があります。
「大日如来」は、20年に一度の御開帳です。
これだけでは、それほどの波動ではありません。
ただ・・・イメージで本尊の「大日如来」の扉を開けると、高波動になります。
20年毎の御開帳なので、通常はこのままの状態での祈祷となります。
ここの「大日堂」が「奥の院」となります。
ここ「大日堂」の下に、洞窟への入り口があります。
奥の院「大日堂」の横に滝が落ちています。
「不動滝」といいます。
この地は、修験道の聖地でした。
修験者が、滝行を行うためにここに集まっていました。
夜露をしのぐために、洞窟が7か所掘られていましたが、それがいまでは全て繋がっています。
滝を見て、洞窟に入りますと・・・・
暗くて良く判りませんが、これが「三ケ月不動明王」です。
中野不動尊には、本堂の「厄除不動明王」、祈祷殿の「眼守不動明王」の他に、奥の院洞窟内に祀られている「三ケ月不動明王」があります。
残念ながら、「生きている」反応はありません・・・が・・・。
当初は、このように感じましたが、「呼吸」を同調させると、「ノウマクサンマンダ・・・」不動明王の御真言に反応を示し始めました。
どんどん高波動が現れてきて、お不動様と一体化する反応が得られました。
洞窟内の暗い中ですが、不動明王のエナジーに全身が包まれてきました。
中野不動尊は、830年前に、恵明道人がカモシカに導かれて中野山に入り、「山神様」のお告げを受けて「不動明王」を祀られた、と云われています。
「山神様」のお告げに従い、不滅の聖火を灯し、今でも守り継がれて、絶えず燃え続けています。
確かに・・・「産土の神(その土地に由来する神)」のような「山神(やまがみ)」様のような反応を感知することができそうです。
さて―――この洞窟に、このような不動明王の眷属である「三十六童子」が祀られています。
これ以下は、すべて眷属神の「童子」です。
三十六体の童子の一つです。
このような眷属神が、多数祀られています。
以下、主だったものだけを載せています。
残念ながら、「生きている」反応を示すものはありません。
これも「生きている」反応はありません。
これも「生きている」反応はありません。
これも「生きている」反応はありません。
この「不動明王像」は、パワーがありそうです。
ですが、これも「生きている」反応はありません。
「あんど釜」です。
由来書きによると、鎌倉時代の1283年に、この地方で疫病が流行り、凄惨を極めた時がありました。
住持の道慶は洞穴に籠り、病気平癒を祈願していると、不動明王の化身が現れて、薬草を指示しました。
その薬草を摘んで、大釜で煎じて、庶民に飲ませたところ、たちまち病が消滅したといいます。
その時の「大釜」を「あんど釜」と呼んで、道慶を称えたと伝わっています。
階段を登ると本堂があります。
こうして、中野不動尊を一周して、バスに戻りました。
この後は、福島市にある「小関裕而記念館」を見学して、次の目的地に向かいました。
ここで、「六三除(ろくさんよけろくさんよ)」発祥の地である中野不動尊に伝わる「六三除け」について、解説しておきます。
「六三除け」とは、年齢によって身体の部位によっておこる「厄を祓う」という厄除けを指します。
昔から病気の原因が不明なときに、それがどこにあるのかを、探して、そこを祈祷して毎日撫でることで、厄を祓うものです。
「六三」とは、人体を9か所に分けて、どこにその原因があるかを、年齢や性別によって見出すものです。
(やり方)
数え年(満年齢に1歳加える数え方)を、「9」で割り、その余りの数字が「六三」に当たる図のか所となります。
9才以下は、数え年がその箇所となります。
年齢によって、身体の不調が出やすい部位に当たります。
例
数え年34才男性の場合は(満年齢は33才)、「7」となりますので、「左肩」に不調が出やすくなります。
つまり、
「左肩」を祈祷して、撫でるようにすると、不調が回復するということになります。
つづく
2021年9月28日記