生命体エナジー浄化の会ブログ

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肩の痛みの原因 その5

≪ 肩の痛みと原因 その5 ≫
 
11-7-25
 
では―――
 
どうしたら、「抑制弱化した筋」を強化したらよいのか―――ということに、今回は 焦点を当てます。
 
これには、2つの方法があります。
 
○ ストレッチ
○ 抑制弱化を引き起こしている筋に関わる椎骨の修正
 
通常 行われているのは、「ストレッチ」での対処だと思われます。
ここでの ストレッチは―――
 
○ 抑制弱化筋と対(つい)になっている対応筋(拮抗筋や対側の筋)を ストレッチする
 
ということになります。
 
具体例を挙げて 説明します。
 
大多数の人は、片側の大腿後部の筋(ハムストリングス)が 緊張して、他方の側のハムストリングスは 抑制弱化しています。
 
これは―――必然的に 左右の脚の長さの相違を示します。
 
この状態で レッグ・カール(大腿後部の強化エクササイズ)を行っても―――
 
○ 抑制弱化している側のハムストリングスの運動効率は悪く、トレー ニング効果も著しく低いものとなっています。
 
○ 緊張側のハムストリングスは、しっかりと力が入りますが、他方の 抑制弱化側が力が入らずに 十分にエクササイズで刺激する前に、運動 をつづけられなくなってしまいます。
 
おそらく、大多数の方は このことに気付いておりません。
 
 
この対処としては、緊張したハムストリングスをゆるめて、対側の抑制弱化したハムストリングスが、正常に機能するようにしてやるために―――ストレッチを用いるのです。
 
これについては 正確に言うと―――
 
緊張したハムストリングスは、大腿後部の「内側ハムストリングス」と「外側ハムストリングス」の、いずれか一方の側が 強く緊張しています。
 
これに対応して、対側の抑制弱化側のハムストリングスも、内側ハムストリングス」もしくは「外側ハムストリングス」のいずれかが、抑制弱化の反応を示しています。
 
したがって、ある程度 レベルの高い方にストレッチを受けると、適切な緊張筋をゆるめてもらえます。その結果―――
 
左右の緊張度のバランスが回復して、正常な状態でエクササイズを行うことができるようになります。
 
 
さて、ストレッチで筋バランスを回復する対処方法には、問題があります。
 
それは―――
 
● 良好な状態は あまり「持続しない」ということです。
 
少し専門的になりますが、右か左かの ハムストリングスが緊張しているということは(対側のハムストリングスは抑制弱化)―――
 
○ 必ず、骨盤を歪めてしまう何らかの問題がある
 
ということなのです。
 
その問題が解決されない限り、いずれ―――ハムストリングスは緊張して、
 
○ 緊張している側は 脚が短くなる
○ 抑制弱化している側は 脚が長くなる
 
といった状態に戻ってしまいます。
 
熟達したホリスティックコンディショナーや ドラスティックセラピストであれば―――
 
ストレッチでの対処は、身体が最も要求している部位のストレッチで解消することが可能ですが、一般的には そこまでは望めないと思われます。
 
上級レベルの 「1点ストレッチで、全身の筋バランスの回復する」というテーマについては―――項を あらためて検証してみたいと思います。
 
つづく