生命体エナジー浄化の会ブログ

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肩の痛みと原因 その3

≪ 肩の痛みと原因 その3 ≫
 
11-7-21
 
 今回は 前回の「その2」で示した―――
 
② 抑制弱化した筋群を強化するために、その筋群に対しての 筋力エクササイズを行う―――ということについて、解説します。
 
肩の問題は―――
 
● その多くが「中高年者に顕著に現われる」「四十肩、五十肩は 加齢による筋の衰えが 根本的な原因である」
 
 それ故、衰えた筋力を回復させることが、根本的な原因対処となる―――このような考え方が底流としてあります。
 
 
● 肩に関わる筋のアンバランスが大きな原因となっている。
したがって、この筋アンバランスを解消することが、運動エクササイズを行うことの基本理由となる。
 
―――この捉え方は、運動指導の現場でコンディショニングをする方の、バックボーンとなるものです。
 
では、どのような場合に、「筋トレ」が必要となるのでしょうか。
 
もちろん、生きている限り、適切なエクササイズで、筋組織などを刺激することは 必要です。
 
ここでは―――
 
「筋バランスを整える」という観点で、何が求められるのか――ということを主体として、述べておきたいと思います。
 
まず、
筋(骨格筋)のバランスとは、互いに拮抗する筋(拮抗筋)が、適正な張力を保持しているときは―――
 
その筋が付着する「関節」および それに付随する骨組織が、適正なポジションにある―――ということです。
 
イメージ 1図1(拮抗筋のバランスがとれている状態)
 
 
 
 
 
 
図1は、左右・拮抗筋の筋バランスがとれて、関節も正常に機能する状態を示しています。
 
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
図2 (左右・拮抗筋バランスが崩れている状態)
 
 
図2は、最も多くみられる状態です。
 
左右・拮抗筋のバランスが崩れており、関節や骨組織に ストレスがかかる状態を示しています。
 
 
 
この状態には 次の2つのタイプがあります。
 
  片側の筋は 普通レベルの筋力ですが、他方の筋は 筋力レベルが弱い(発達不足)というケースです。
 
  片側の筋は 普通レベルの筋力ですが、他方の筋は 筋力レベルが弱い(発達不足)のではなく、「神経‐筋」の働きが正常に機能しておらずに、 抑制弱化反応を示しているケースです。
 
この場合は 本来の筋力レベルは均等なのですが、一方の筋に抑制弱化を引き起こす 何かの原因があって、
 
結果として 抑制弱化筋は「伸びてしまい(伸張)」、そのため、他方の筋は「緊張を強いられて短縮している」といった状態にあるのです。
 
 
このことを理解していると―――
 
  のケースにおいては、 筋バランスを回復するためには―――
 
弱い側の筋に対して 「筋トレ」を行って、左右・拮抗筋バランスを回復することが必要性である―――ということが 解ります。
 
しかし、 問題は「②」のケースです。
 
実は、このタイプが最も多く見られるものです。
 
一般的な運動指導の現場では、これに配慮しないで 「この筋は弱いので、強化しましょう」とアドバイスをしてしまうのです。
 
実際にエクササイズを行なっても、「力が入りにくい状態」にありますので、
この状態で エクササイズを行なうと―――
 
○ 次々と新たな問題を誘発することに なりかねないのです。
 
 
ホリスティックコンディショニングに関わっている方や ドラスティックセラピストのように―――筋の状態を把握できるレベルにあれば、対処の方法が 違ってくるのです。
 
つづく